こんにちは。
東京 大阪 名古屋の中学受験国語塾
パワー読解 パワー速読®
今津です。
新宿で書いています。
今回も大学の話です。
中学高校の出口の部分ですので、やはりきちんと考えておかないといけません。
AERAの記事で「東北大では3人に1人が『総合型選抜』で入学」というものがありました。
総合型選抜。昔の言い方で言えば「推薦入試」「AO入試」です。
そう聞けば、なかなか無視できないじゃないですか。
書類審査と面接で合否が決まる、というあの「ずるい」ヤツですw
今では東大や京大をはじめ、約8割の国立大が総合型選抜を実施しています。
東北大では3人に1人どころか、大野総長が「すべて総合型選抜へ移行したい」と表明しています。
東大が推薦入試をはじめたのは2016年度入試からなのですが、そのあたりから風向きが変わったようです。
そのときと今(2024年)とを比べてみると、たとえば
北海道大学 28人→96人
一橋大 5人→31人
大阪大 56人→295人
と、どこも増やしています。
では、なぜ一見簡単そうな入試で合格する学生を増やしているのか。
それは、何の形の入試で大学に入ったかと、大学へ入学後の様子とに相関関係が見られ、総じて総合型選抜方式で入学した学生が優秀だと言えるからなのです。
東北大の場合だと、修業年限でストレートに卒業した学生の割合が
一般入試前期日程 80.1%
一般入試後期日程 71.1%
それに対し
AO2期入試 84.1%
AO3期入試 81.8%
というわけなのです。
一般前期とAO3期は僅差なのですが、成績評価については一般入試型より総合選抜型の学生のほうが総じて高いようです。
では、総合型選抜は簡単に合格・入学できてオトクじゃないか、筆記試験がなくて楽じゃないか、という見方もできます。
一定レベル以上の大学については、書類や面接・小論文や各種資格(英検やTOEICなど)のほかに、共通テストを受験して一定以上の成績を求められます。
大学によりますので、詳しくは各大学の入試情報をお調べいただければと思うのですが、簡単に言うと、
難関国立大→共通テストは必須
中堅国公立大→共通テストは必要だったりそうでなかったり
地方国公立大→共通テストはいらない傾向
といえます。
また、小論文などについても、当然ながら文章をテキトーに書けばOKではありません。
みなさんすごく誤解なさっているのですが、優秀な学生かそうでない学生かを判断するのに一番わかりやすい「リトマス試験紙」が、実は小論文なのです。
一般常識や論理的思考、語彙力や表現力がすべて書かれた文章から判断できます。
国語屋の立場で正直なところを言うと、勉強が苦手な人ほど
「小論?楽勝!」
と判断するようです。
もちろん、絶対に違います。逆です。
小論文ほどすべてを見抜くものは他にありません。
はっきり言うと、アホな学生の文章は、どこまで行ってもアホさ加減が抜けないのです。その逆もしかりです。
入試が簡単になったのではなく、ものさしが時代に合わせて変化しているだけの話です。
知っているか知らないかだけの勉強が昭和の勉強だったとしたら、令和の今は知っていることを基礎にしてその上に「建物」を緻密に建築していくようなものです。
その意味では昭和時代や平成初期よりも、レベルが上がっていると言えるでしょう。
その勉強を6年間でみっちりと指導してくれる中学高校をお探しになるのが寛容です。
【お知らせ】
ワタクシ、新宿と大阪・十三を行ったり来たりしております。が、月に1度、名古屋の教室にも顔を出して指導をすることにしました。
次は4月6日(土)午後6時に名古屋池下におります。
ぜひお越しください。
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