こんにちは。
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今津です。
大阪・十三で書いています。
今朝の読売新聞オンラインに、関西の私立中入試についての総括のような記事があったので、それをもとに書いてまいります。
●2024年関西の中学受験者数は?
統一日初日にあたる1月13日の午前入試の受験者数については、1万7312人で昨年より33人増加していました。
大阪女学院などごく一部の私立中をのぞき、ほとんどが13日午前入試を実施しているため、ここの数字を見ればほぼ正確に近畿2府4県の私立中受験者数を言い当てることができます。
首都圏同様、関西地区においても少子化の影響で小学校卒業児童数は昨年より2359人減少しているのですが、受験者数は20年ぶりに2年連続増加し、受験率は10.17%となりました。この率は過去3番目に高い数値です。
地域別では、大阪と京都で約200人増加したものの、兵庫と滋賀で減少しており、総数で33人増となったようです。
●どうして大阪で受験生が増加したのか?
大阪では昨年大幅に受験生が増加したのですが、今年においても対昨年で100人以上増えています。
受験生が増加した学校は履正社中(対昨年比131.1%増)や追手門学院大手前中(同129.4%増)などで、これらの学校は中堅レベルな上に特色ある指導や教育環境の充実などここ数年評判がグイグイ上がっている学校です。
また、おそらく大阪府の「高校授業料無償化制度」が新しくなることで、中高6年間のトータルの学費が安くなるご家庭が増え、中学受験を受けた人も同様に増えた可能性があります。
難関校においては、高槻中の勢いが止まりません。
同校は2017年に共学化して以来受験生が増え続けており、今年もA日程で昨年より72人多い721人、B日程で同103人多い1473人が受験しています。当然ながら徐々に難易度が上がっているのですが、先進性のある教育内容や設備の充実さに定評があり、来年も同じ傾向が続く可能性が高いです。
●関関同立の付属校はどうだったのか?
基本的に高止まりです。
大きく増えたり減ったりはしていません。
たとえば、同志社中は対昨年77人増、同志社香里中は同30人増、立命館中は同22人増でした。同志社は国算2科入試を実施していることが大きいでしょう。
それに対し、関西大学第一中は同58人減、関西大学中等部は同35人減でした。これらは昨年の大幅増の反動である可能性が高いです。
動きのあったのは初芝立命館中でしょう。
同校は昨年大幅に受験者数を伸ばしていたのですが、今年新設されたUS(ユニバーサルスタディ)コースが注目された影響で、前期午前は対昨年比159.4%増で、一日目午前入試の各校の中で増加率1位となりました。全日程においても同125.0%増となっています。
従来より立命館系の中で比較的狙いやすいレベルにあった同校ですが、今後ますます受験生を集めて難易度が上がる可能性が高くなってきました。
●その他の動き
開明中が赤丸急上昇で目が離せません。
2024年度の総合型選抜入試で京大合格者数が1位となった影響もあってか、中学入試において総受験者数が2142人(対昨年104人増)でした。もともと受験者数の多い同校ですが、さらに人数を集めた結果、スーパー理数コースは難易度が上がっている可能性が高いです。
●2025年度入試の動きは?
2024年度までの入試において、うまく受験生・入学者を集め切ることのできなかった女子校が数校あります。
これらは今後共学化したり、新コースを打ち立てたりするかもしれません。
また、受験者数を集めた学校においては、ライバル校よりもよりよいものを目指すべく日程の変更を打ち出してくるかもしれません。
これは、より受験しやすく配慮を行うためで、今までライバル校に持って行かれていた受験生を自校へ引き寄せていくためです。この流れが加速するかもしれません。
【お知らせ】
ワタクシ、新宿と大阪・十三を行ったり来たりしております。が、月に1度、名古屋の教室にも顔を出して指導をすることにしました。
次は4月6日(土)午後6時に名古屋池下におります。
ぜひお越しください。
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