こんにちは。
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パワー読解 パワー速読®
今津です。
大阪・十三で書いています。
毎日いろいろな文章に目を通しているのですが、3月8日付の読売新聞におもしろいものをみつけました。
「試行錯誤しながら問題発見・解決力を磨くSTEAM教育…樟蔭学園」
先日STEAM教育について取り上げたところで、興味があったので少し取り上げてみます。
(ここから・抜粋)
樟蔭中学校・高等学校(大阪府東大阪市)はSTEAM教育の充実に力を入れている。「技術」の授業のほかに週1コマを確保しているだけでなく、パソコンや3Dプリンター、レーザーカッターなどを備えた「ICT Lab.」を活用してデジタルものづくりなどに取り組み、問題の発見・解決力を養っているという。
この日のテーマは、パソコンでプログラムを組み、USBケーブルで接続してあるマイクロビット上のLEDの光り方を制御することだ。情報科の川浪隆之教諭から「マイクロビットを振ると、LEDが消灯する」「(4、4)座標の点灯したLEDが消灯すると同時に、(0、4)座標のLEDが点灯する」などの課題が出されると、生徒たちは夢中でそのアルゴリズムを考え始めた。
授業を受けた益山 楓雪ふゆき さんは、「自分で考えて実行することを繰り返す中で答えが見つけられるのが楽しい」と言う。平野 絢菜あやな さんも、「今回のように個人でプログラミングをするのも楽しいし、グループワークで取り組むのも面白い」と話した。
21年度に開設された「ICT Lab.」には、ゲーミングパソコン10台、3Dプリンター1台、レーザーカッター1台など、デジタルなものづくりの機具がそろっているほか、木工用の工具なども備えられている。
同校のSTEAM教育は、プログラミングやデジタルものづくりなど、情報技術を活用して問題を発見・解決したり、自らの考えを形成したりする方法を学んでもらうのが目的だという。
「生徒たちには、まず実際にプログラミングやデジタルものづくりを試してみてほしいです。いわば、試作モデルを基に検証しながら改善を重ねていく『プロトタイピング』が大事だと考えています。やってみて自分に合わなかったらやめてもいいし、楽しかったら続ければいい。STEAM教育を通して、やりたいことが見つかり、それには数学や理科を勉強しないといけないというふうに発展していければいいですね」
「情報科学やロボットなど外部のコンテストにも積極的に参加しようと考えています。まずはICTに触れてみることにより、チャレンジ精神と自己有用感を培ってほしい。リモコンが壊れたら、3Dプリンターで自作するといった、たくましい人材を育てたいと思います」と川浪教諭は抱負を語った。
(ここまで)
樟蔭中・高校は1917年から続く女子校です。制服がとても特徴的で、近鉄電車に乗っていると樟蔭生はすぐにわかります。
女子校といえばついつい文系教科に力を入れているような固定概念をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
が、女子だから理系がどうとかいうのは、ワタクシはまったく間違った考え方だと思っています。
理系教科において、男子のような指導をしてしまうと女子の場合は心を閉ざす子が多いだけの話です。
樟蔭の川浪先生のように、のびのびと自由闊達に情報技術を使って指導をすると、どんどん伸びていくものと思われます。
このように、3Dプリンタをはじめいろんな機材をきちんとそろえた学校は、まだまだ少ないのが現状です。
今回、樟蔭以外に3Dプリンタなどを取り揃えてSTEAM教育を行っている女子校をあと2つご紹介したいと思います。
●梅花中
大阪府豊中市にある1878年から続く歴史のある女子校です。
阪急宝塚線の豊中駅が最寄りで、ウチの十三校からだとすぐです。
進学校なのですが、比較的コンスタントに宝塚音楽学校に進学する生徒もいます。だからタカラジェンヌの中には梅花のOGがちらほらいらっしゃいます。
樟蔭も梅花もワタクシは過去に塾説(塾向け入試説明会)で何度とお邪魔しています。
樟蔭の3Dプリンタなどの存在は記事で知ったのですが、梅花の3Dプリンタなどの設備はもともと塾説で知っていましたw
専用の機材・教室(Silicon Valley Lab.)と専門の先生も常駐し、かなり本格的にSTEAM教育を行っています。
ワタクシが塾説のときにお邪魔したときには3Dプリンタがウネウネと稼働しており、何やら作っているのを目の当たりにしました。
こんなのあったら、いろんなものを作ってしまいそうですw
中学のオープンキャンパスでSillicon Valley Lab.も見学できるはずですから、ぜひ足を運んだ際にはご覧ください。
●田園調布学園中等部・高等部
世田谷区の田園調布にあります。
1926年から続く女子校です。最近校舎も建て替わり、とてもキレイです。
学校ホームページによると、2022年度には装着型サイボーグ体験や先端ロボット工学技術についての勉強会を開いています。
また、3Dプリンタやドローンをはじめ、校内には多種多様なICT機器があります。
中高6年間を通して、映像や音楽を制作したり、プログラミングを行ってアプリやサイトのコンテンツを制作したりします。
そのことにより、問題解決の手段や自己を表現するツールとしてICT機器を利用・活用するスキルを身につけていきます。
とても楽しそうです。
【お知らせ】
ワタクシ、新宿と大阪・十三を行ったり来たりしております。が、月に1度、名古屋の教室にも顔を出して指導をすることにしました。
次は4月6日(土)午後6時に名古屋池下におります。
ぜひお越しください。
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