【入試】出生数が微増の年の受験者が2000人も減った理由とは? | 中学受験国語を爆上げする教室「パワー読解 パワー速読」Ⓡ

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こんにちは。

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今津です。

 

大阪・十三で書いています。

 

 

 

 

先日、東京都と大阪府高校無償化の話を書きました。

 

ここをご覧のみなさまは中学入試をお考えの方がメインですので、直接的にはあまり関係しないかもしれませんが、中学進学後、高校からの編入組を迎える(要するに高校入試を実施する)学校にお進みの場合は完全に無関係ともいえないかもしれません。

 

というのは、形だけでも高校入試を受けなくてはならないですし、その場合一部の学校を除いて高校進学後に新たに「入学金」を納めなくてはいけないんです。

 

…ていうか、内部進学なのに。。

 

実は今全国の公立高校入試のシーズンに突入しておりまして、大阪府の2024年度公立高校入試の倍率等が確定しました。

 

無償化の動きに少し反応しているようです。

 

 

ここから、ABCニュースの3月7日付のネット記事から拾ってみます。

 

(ここから・抜粋)

 

大阪府内の公立高校入試・一般選抜の出願が締め切られ、全日制の志願者はあわせて約3万6千人、倍率は1.05倍となりました。昨年度と比べ2000人以上志願者数が減り、関係者らは「私学無償化」の影響があるとみています。

全日制は、総募集人員3万4789人に対し計3万6379人が志願し、平均倍率は1.05倍となりました。

平均倍率が1.13倍だった前年度と比較すると志願者数は約2000人少なく、教育庁によりますと現行の入試制度になった2016年度以降、最も志願者数が少ないということです。

また、「定員割れ」となった高校は32校(75校中)で、前年度の14校(78校中)と比べ大きく増加しました。(※単位制を除く)

吉村洋文知事は6日、公立高校の志願者数が減ったことについて、府が来年度から段階的に導入する私立高校の授業料無償化制度による影響を問われると「一定の傾向が出るとは思っていた」と述べました。

その上で、「公立高校は、より選ばれるように教育の質を高めていくことに尽くしていくべき」「よりよい教育環境をつくるということは、子供たちにはプラスなこと。いい方向に向かっていると思う」と自身の考えを示しました。

関係者らによりますと授業料無償化の影響のほかに、不登校生の増加などで通信制の志願者数が増えていることも公立高校の志願者数減の理由に挙げられるということです。

教育庁は公立高校でも、多様化する生徒や保護者のニーズに対応できるよう「週5登校」や「5教科入試」の前提を見直す議論を進めていて、私立高校への生徒流入を止めたい狙いがあります。

 

(ここまで)

 

ということで、昨年度と比べて志願者が約2,000人少なくなっているようです。

 

少子化のほかに、私学無償化の動きが影響しているということです。

 

ん?

 

でも、無償化は以前からやってるし、少子化の影響が大きいのではないか?

 

ワタクシ、少し調べてみました。

 

大阪府内の出生数についてです。

 

大阪府が発表する数値ですので正しいものですが、1月1日から12月31日までというくくりですので早生まれの子どものことを無視した数字になっているので、実際の高校入試のことを考えると誤差があるのはご留意ください。

 

また、当然のことながら転入・転出があります。が、これも大きな影響がなさそうですから、無視します。

 

まず、今年2024年度入試を受けるお子さんは、2008年(平成20年)生まれなんですが、

 

77,400人でした。

 

2023年度入試を受けた2007年生まれは76,914人

 

おや?2008年の方が少し多い。。

 

 

 

2022年度入試を受けた2006年生まれは77,641人

 

2021年度入試を受けた2005年生まれは76,111人

 

以下、

 

2020年入試・2004年生まれ 79,714人

 

2019年入試・2003年生まれ 81,001人

 

2018年入試・2002年生まれ 83,883人

 

2017年入試・2001年生まれ 86,000人

 

2016年入試・2000年生まれ 88,000人

 

2015年入試・1999年生まれ 88,385人

 

ということで、2007年生まれ→2008年生まれを除き、少子化を迎えているのが明確にわかります。

 

2023年度入試から2024年度入試に向けては生まれた人数が486人多いですから、普通に考えると受験者数もほぼ横ばいか逆に微増するはずのところ、2,000人も減っていることからすると、「関係者」の話もうなずけます。

 

また、大阪府内に住む人が府外の近隣県の私立校に進学する場合も無償化になる(ただし3割程度の学校数ですが)ことを考えると、順当な値かもしれません。

 

さらに記事にあるように、近年は全日制以外に通信制高校を選択する人も増えています。ウチの新宿校の周辺にもN高校をはじめとした通信制高校のキャンパスがいくつもあり、多様な生徒さんを集めているようです。従来のイメージとは違い、着実に選択肢の一つとして通信制高校が選ばれつつあるのを感じます。学びを得るのにそもそも集団で授業を受ける必要があるのかとか、入試制度も多様化して当然ではないのか等の議論も最近よく耳にするところです。

 

公立高が強い大阪の地において、変化がみられるようです。

 

 

 

 

 

【ご連絡】

ワタクシ、新宿と大阪・十三を行ったり来たりしております。が、月に1度、名古屋の教室にも顔を出して指導をすることにしました。

次は4月6日(土)午後6時に名古屋池下におります。

ぜひお越しください。



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