男子御三家減少の中、志願者が爆増の私立中とは? | 中学受験国語を爆上げする教室「パワー読解」Ⓡ東京/大阪

中学受験国語を爆上げする教室「パワー読解」Ⓡ東京/大阪

「パワー読解」Ⓡ
https://osaka-sokudoku.jp/jukenkokugo/
国語偏差値15アップ20以上アップが続々と!

テーマ:

こんにちは。

東京 大阪 名古屋の中学受験国語塾
パワー読解 パワー速読®

 

 

 

 

今津です。

 

新宿で書いています。

 

 

 

2024年度の中学入試において、首都圏が前年度比で人数が微減となったのはご存じの方も多いかと思われます。

 

しかし、AERA2024年3月号には

 

(ここから)

 

首都圏模試センターによると、2024年度の首都圏私立・国立中学受験者数は約5万2400人で、前年より200人減少。だがこれは首都圏の小6が5300人減少したためで、受験率としては逆に18.1%へ上昇した。同センターが三十数年前に調査を開始して以来、18%超えは初めてだという。

 

(ここまで)

 

ということで、人数こそ微減だけど、そもそもの小6生が少子化で減っているために、受験率が初の18%台に乗ったということです。

 

さらに、この状況において、首都圏では今までとは違う流れが出てきつつあるようです。

 

それは、共学よりも男女別学が見直されている、という点です。

 

 

ここからは、AERAの記事を拾い読みしつつワタクシの手持ちの資料等もからめながら書きます。

男子御三家の志願者は

開成 1289名→1259名
麻布 918名→826名
武蔵 601名→546名

それだけではなく、神奈川でも

栄光 816名→705名
聖光 1622名→1588名

ということで、ここだけを切り取ってみると男子校の人気に陰りが出たのか、と思うかもです。

しかし、難関校がそうだというだけで、実は中堅校においては別学にスポットが当たりはじめているのを感じ取れます。

例えば、

学習院女子 714名→918名
大妻    1617名→1679名
共立女子  1496名→1552名
普連土学園 759名→1132名
京華女子  738名→1116名

となっています。それぞれの学校について少し触れます。

学習院女子は6年一貫教育を生かし、独自の指導を行っています。ワタクシが個人的に興味を持ったのは、中1から独自の古文テキストを用いている点です。ややもすれば無味乾燥的な文法の指導やそれを基にした本文の解釈が大半を占める授業になりがちです。おそらくそこもきちんとなさっているはずなのですが、本の内容を女子が興味をそそるような内容に仕上げていると考えられます。

また、音楽室には2台のピアノがあるようです。ワタクシも少しだけピアノを弾くので何となくの想像ですが、2台で先生と生徒、もしくは生徒同士で演奏したりするなどおもしろい授業ができるのではないかと思ったりします。このあたりは女子校ならではですよね。

大妻は高校からの募集がなく、完全に高校からの編入組のことを考えないで6年を一括りに教育を行っています。また、パッと見た感じは普通のことをしているように思えますが、すべての運営を生徒が行う文化祭や全国レベルの部活など、活発な様子がうかがえます。

共立女子も高校からの募集がありません。論理的思考力の育成や国語・英語での表現力や発信力の育成に特に力を入れている点が特徴的です。ホームページを開けると「東京一出会いの多い女子校」とあり、活気のあるいい雰囲気が伝わってきます。

普連土学園も高校からの募集がありません。キリスト教フレンド派(そういう宗派があるんすね…)の学校で、毎朝の礼拝からはじまり、英語に教育を入れているようにワタクシの手持ちの資料からはうかがえます。しかしAERAの記事からは

(ここから)

「普連土学園は理系に強く、医療系だけではなく理工系にも多くの生徒が進学しています。ロボット競技会の国際大会にも出場しています」

(ここまで)

とありますから、文理バランスよく指導をなさっていることがうかがえます。

理工系に強い女子校の共通点として、女子の特性をきちんと理解した上で数学や理科を指導している点にあるでしょう。

ココなんですが、たとえば男子の場合だと

「ここまでセンセーがヒントを与えたから、あとは自分でかんがえておくように」

と言っておけばホンマに考え出して、力をつけるんです。

ところが、女子の場合はそれでほったらかしにしておくとほぼ全員がつまづいてしまいます。

なので、質問を持ってくる回数が女子の場合だと圧倒的に多くなりがちです。そこをひとつもめんどくさがらずに対応していくことが理系教員に求められます。

そこを普連土ではきちんと行っていると考えられます。

京華女子は男子校の京華や系列の京華商業の隣接地に移転し、新校舎での授業がスタートしています。これがどうやら今回大幅な志願者増へとつながったようです。

ここ当面の流れとして、

・難関校命!ではなく、我が子に合ったレベルの学校を選ぶ

・自主性を重んじる学校が選ばれる

・特徴的な指導を行う学校が選ばれる

といった傾向があるようです。その点で共学よりも別学のほうが指導の方向性としてはぼやけずにしっかりと焦点を定めやすいのではないかとワタクシは考えております。

また、中学入試のレベルがそれほど高くはないが、出口の部分ではオトクになる学校も注目を集めています。

ちなみに、男子も

攻玉社 1242名→1411名
高輪  1974名→2238名
成城  2261名→2468名
巣鴨  1870名→2019名

と人気を集めています。

この傾向は来年度も続く可能性が高いかもしれません。

 

 

【ご連絡】

ワタクシ、新宿と大阪・十三を行ったり来たりしております。が、月に1度、名古屋の教室にも顔を出して指導をすることにしました。

次は4月6日(土)午後6時に名古屋池下におります。

ぜひお越しください。



★★「パワー読解 パワー速読Ⓡ」本部校
「大阪速読 大阪国語」
国語偏差値15アップ20以上アップが続々と出まくっています!

 
ー大阪ー

大阪速読 大阪国語(本部校)

ー名古屋ー

パワー読解 パワー速読 名古屋池下校

電話052-715-7858

ー東京ー

パワー読解 パワー速読 新宿校