経絡は表裏の関係を活用したり、流れを意識して施術 | コラム「快整体術」

コラム「快整体術」

講座内容に関するお話をご紹介します

 今日は経絡調整をテーマに書きます。


 具体的なケースで対応は異なりますが、考え方の一例として経絡の組み合わせや、流れの方向を意識した方法があります。


明堂図


























 上の画像は、古い経絡図を見慣れていない方には変な風に見えるかもしれませんが、全身を流れる経絡の様子を表わしたものです。


 全身を走行している様子がお分かりになると思いますが、これは通常用いられている正経12経と奇経から2脈をピックアップし、表わされています。


 これは通常の東洋医学で用いられる経絡ですが、奇経は他に6脈あります。


 このことは今日のお話しとは直接関係ないので、基本は正経について考えていただければと思います。


 東洋医学では経絡にも陰陽のペアがあり、具体的な作用は異なりますが、互いに密接な関係があるとされています。


 タイトルにもある表裏の関係というのがそれを意味し、実質的にこれは陰陽のペアと同じです。


 臨床では一般に、主訴として現れている部分に関係する経絡を調整することが多くなりますが、ペアになっているもう一方も調整することで、さらに効果がアップする、と考えられています。


 また、経絡を流れる気血には方向があり、それを考慮して調整することは、東洋医学で言う「虚実」を意識した調整となり、これも効果をアップさせるポイントの一つになります。


 陽経と陰経で流れる方向は決まっていますが、自然のエネルギーの流れ、という視点で観れば理解できると思います。


 詳細は東洋医学関係の本に示してありますので、そちらをご覧いただきたいと思いますが、臨床時における施術の組み立てに役立つきっかけとして理解していただければ幸いです。













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