娘は無事、社会人最初の一年を終えました。引き続き社会人続投。
しかし、身体に痛みが出ていたり、急に意味もなく悲しくなる発作が続いたりと、今をもってしても子宮頸がんワクチンの副作用は息長く娘を手放してはくれません。
リモートワークがなければ、1年も仕事は続かなかったのかもしれないです。
顔の表面や背中や腰。皮膚のちょっと内側がゾワゾワ、ビリビリと痛むのだそうで、そんな話を娘から聞くと、ため息が漏れます。
娘は特に顔に痛みが出てくるのです。あと足の裏の腫れや痛み。
酷い時は足が床につけなかったし、水に浸かると水に触れている場所に痛みが出てお風呂も大変でした。意識喪失もあったのでお風呂に入れるのはとても大変でしたが。
でも、まだ完全には治らないんですよね。
網目のように娘の身体中、細胞の中を、蔦が這うように絡まってその蔦が枯れてもなお毒を出し続けている感じ。
いつになったら娘を解放してくれるのだろう。
今も食事にはとても気をつけているし、前の日の残り物のようなおかずは絶対に食べさせないようにしています。大抵、そういう時間が少し経ってしまった食事は、体調を悪化させるから。
あと、外食したとしても食べるものも限られていて、過去に食べても大丈夫だったものや店にしか行かないようにしています。
あまり外食自体する方ではないですけど、ちょっと冒険して食べたことがないものを友人との外食で食べたあと、具合が悪くなったなんてこともあるので、相当気をつけないといけないのです。
ある意味、外食は「具合が悪くなる・ならない」の賭け。
「お嬢さん、以前より良くなってよかったですね」
と言われることも多いですが・・・
仮にまだ娘に痛みや発作があると伝えたところで、私も苦しくなります。だから「ありがとうございます」とだけ、返すようにしています。
相手に他意は全くなくて、心から良かったと言ってくれているのは私も分かるのです。充分にありがたいことなのです。
諦めずに、娘にとって悪い要素や悪化すると思われるものを私が親として遠ざけて、コツコツと実践して続けるだけ。
子どもへのギフトは毎日の小さな積み重ね。
娘の腫瘍の件は別の病院に行くことになっていますが、紹介状が出来上がってこなくて待ち状態になっています。ちょっとした医師とのトラブルがあって、紹介先の病院を変えてもらうことにしたのもあり、紹介状ができたという知らせがまだ来ないのです。
生検後、良性腫瘍という言葉を医師から聞いて、本人はホッとしていましたが。
人生は物事を絡ませながら続いて行くもので、雪だるまを作る工程のようだなと思うことがあります。
何でもかんでも自分の行動に伴って人生に色んなものがはりついてきて、いつの間にか抱えるものが大きくなっているような感じ。
誰もがみんな、そんな感じなんでしょうけどね。