カモフラージュは必要ない | みかりんのささやき ~子宮頸がんワクチン被害のブログ~

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私の娘が子宮頸癌予防ワクチン「サーバリックス」接種直後から熱や吐き気、痛み痺れが現れ、片手、両足が疼痛に。そのままCRPSに移行しました。
CRPSは治ったものの、今は副作用などと戦いながら少しずつ治癒に向かって邁進する日々です。

子宮頸がんワクチンを接種したのは、当然子宮頸がんに子どもが将来かからないようにという気持ちだったからです。
子どもが将来、健やかに長生きして欲しいと思うとは、親として心から願う事です。

子宮頸がんワクチン接種直後より、副反応がひどくて、当時の孤独感は相当辛いものでした。
私も、家族も、そして当事者の娘が一番辛かったでしょう。
当時は、それでも早く治るのではないかという希望もありました。一生、激しすぎる痛みや発作や口から泡を吹くなんて事が付いて回ったとしたら、私は親としての無力さと接種に連れて行ってしまった自分を一生許せないと思ったからです。
ネットで、何年も苦しむお嬢さんと親子さんのFBを何件も見た時には、絶望を感じました。
我が家より先に、こんなにも苦しむ家族がいたのに、何も気づけなかった自分が、やはり許せなかった。

時間経過とともに激烈さが減ったのではなく、そこは対処とは言え、医療・治療のおかげなのだなと思っています。

私も父を白血病で亡くしておりますが、がんという病も、死との闘いですから、それぞれの患者さんも決死の思いです。
病を比較する事は出来ませんし、してはならないもので、それぞれに苦しさも十色です。

ただ、予防接種による副反応は、元々は元気に暮らしていた者が突然激烈な病状に貶められます。予期せぬ事が突然起こるのです。
100%の安全は、全てにおいて担保されている訳ではありません。これらは何事にもおいてもです。
ワクチン副反応は、生活習慣で病になるのとも違います。
万人に接種するワクチンであれば、副反応はわずかであるべきで、わずかから外れてはならない、が第一原則です。
今、厚労省は子宮頸がんワクチン接種を定期接種の枠組みの中で「お勧めしない」という異常な状況下を維持しています。

厚労省の中でも、意見は拮抗しているのではないかと思いますが、厚労省がまずすべきは、副反応傾向が高いが薬液変更ができないという状況のワクチンであれば、「副反応患者が出た場合に、治療して患者を治せる」という方向性に進むしか道はないでしょう。
どんなに製薬会社が否定しても、実際には導入国で、このワクチンの問題は激烈な病状になる副反応が頭をもたげています。
しかしながら、薬液の変更は念頭にないでしょう。
だとすると、行政側の対応として、「副反応は治せる」が必要になってくるのです。
諸外国では特に、実際には副反応患者の必要とする医療が提供されず(それは副反応を理解しない医師らも多く存在するが故の悩ましい問題)、実質副反応患者を放置してしまっている状況が各国で存在します。
それらの情報は不安を増幅します。近くの友人や家族が実際に副反応で歩けない、痙攣する、記憶がなくなるなど、ありえない事態が起こったのですよ。医療機関をたらい回しにされ、治療できない。症状を否定されて、ただ精神科へ行けと言われた話は、口コミでも広がります。
ワクチン接種は滞り、治らない副反応患者の怒りは大きくなるばかりです。
打開するためには、やはり原因の解明と治療法の確立は同時進行に進めるべきです。

切り捨てて、副反応の症状とする病態とワクチンは関係なかった。といくら言っても、そこに真実はないと、国民には見抜かれています。
カモフラージュは必要なことではないのです。
真摯に真剣に、事象を受け止め、改善に向かわせる事は、患者も医師も同じ願いなのではありませんか?