6月11日、日曜日の産経新聞は子宮頸がんワクチンに関するものでした。
題名は
「子宮頸がん 高まるリスク」
記事の本文は全て接種率の低い世代は20歳になった時のHPV感染リスクが高まるという表現なのに、見出しだけ子宮頸がんリスク高まると突然の理論飛躍。
HPV感染リスクが高まる=子宮頸がんリスク高まる
これ本当ですか?
違いますよね?
子宮頸がんワクチンは、まだガンを減らしたと証明されていません。防いだ実績がないワクチンです。
20歳の時点での感染リスクが上がることで、
そして、この記事は、去年の7月に出版された論文のコメント文を、今年の6月「10日わかった」と書いて、一面トップに持って来ている!
びっくり仰天です。
昨年7月に書かれた記事なら分からなくもないですが、福岡地裁が今月の14日に行なわれ、しかも4年前に副反応を鑑みて、子宮頸がんワクチンを勧奨だけ外した6月14日を見据えてでしょうか。
数字などを照らし合わせると、去年7月の内容のもので間違いがないようです。
全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会事務局長の池田議員が、産経新聞さんに記事の資料について問い合わせたところ、丁寧に今回の記事の資料となったサイトをご紹介くださったようです。
http://www.med.osaka-u.ac.jp/activities/results/2016year/article15
やはり、2016年6月のものですね。
うーん。
今月の11日に、11ヵ月も前の内容を何故トップ記事にしたのでしょう?
コメントの中身は、単に接種率と性交経験率を掛け合わせて計算してみたもので、しかもワクチンの有効率をほぼ100パーセントとして計算。
これって、科学的な予測でもないですよね?
このワクチン、何十年も100%効果ありありのすごいワクチンというものでもありませんし。
実は、今回の新聞の内容は葉月さんのブログに11ヵ月前に既に載っている内容の事だそうです。
記事の題名が
ランセット・オンコロジーに載ったコメント
http://blog.goo.ne.jp/hazukimutsukinagatsuki/e/64c02e301e55f196703caab8e586b7f5
論文でもないコメントが新聞一面の記事になって、11ヵ月後に新聞の一面を飾る。
しかも、葉月さんのブログから抜粋しますが、コメントを書いた上田豊医師、木村正医師は、利益相反がすごいです。
ウエダユタカとキムラタダシは、グラクソスミスクライン・ジャパンワクチン(サーバリックスの製造元)から講演料を受け取った
ドクターウエダは、メルク社(ガーダシルの製造元)からも、講演料、研究基金、コンサルタント料を、日本医療研究開発機構から研究基金を受け取った
他の著者らは、関連する金銭上の関係はない
利益相反でしかない医師の書いたコメントだけを頼りに、記事ができしまうとは・・・。
今回の掲載に至った真相が知りたいです。
※今回のブログ記事は、あるジャーナリストの方からのご指摘もいただいた上、参考にして書かせていただきました。