先週は、表の顔の突発業務で栃木に出張してきました。
※栃木県にはテストコースがあるので頻繁に訪れます。
泊まりで行く場合、たいていの人はテストコースから車で30分位の
宇都宮市街の小奇麗なビジネスホテルを利用するのですが・・・
なかしんは、いつも決めているビジホがあります。
「ビジネスホテル ピーマン」
(注:ホテルの名誉のため実名は避けていますが、
実際の名称もカタカナの野菜の名前です。)
そこは選ばれし者だけが宿泊を許される独特の世界観があるので
少し紹介しようと思います。
そのホテル外観。

少しボロい程度です。
まだピーマンワールドは感じられません。
中に入ってみましょう。
入口の引き戸がごっつ重いのは、防犯上の理由という事にしましょう。
自動ドアやエレベーターの類は当然ありません。
部屋。

さぁ少しピーマンワールドの匂いがしてきました。
テレビはブラウン管の曲面が懐かしい15インチ。
辛うじて小型冷蔵庫はありますが、無い部屋もあります。
トイレ?洗面所?シャワー?
馬鹿言ってんじゃないよ、そんなの部屋にはありゃしないよ。
共同共同。それがピーマンワールド。
(噂によるとバストイレ付のスウィートルームもあるらしい)
では風呂に入ろうかと・・・
そろそろピーマンワールド佳境です。

脱衣所です。
廊下とのドアがあるのですが、
当然スッポンポンになるのだから、ドアを閉めたいですよね?
それが
許されないんです。
つまり、廊下から裸がマル見え。遮るモノ無し。
実際、一度ドアを閉めようとしたら、従業員が飛んできて注意された
事がありました。(理由は分かりません。)
えっ じゃあ女の人はどうすんの?
女性は泊まらない前提です。きっと。
ちなみに、風呂場は一か所だけしかありません。
男湯、女湯という固定概念は捨てましょう。
その他、
・携帯は圏外。俗世間の事は忘れろ。
・ゴキブリはホテルの従業員だと思え。
・冬場の風呂場は地獄の寒さに耐えろ。(←ふつうに外気温)
・冬の朝は水が出なくても慌てるな。ただ水道管が凍ってるだけだ。
などなど、奥深いピーマンワールド。
気になる料金ですが、
先日までは1泊朝食付き(注)で¥4,000でしたが、
今回から素泊まり¥3,000に値下がりしておりました。
(注:朝食はカップラーメンと缶コーヒー1本でした。お湯はあります。)
と、さんざんネガティブな事を挙げましたが、
何だかんだ言いながら、なかしんはこのホテルを気に入っています。
小奇麗なビジホでは味わえないノスタルジックな雰囲気が、若かりし
日々の貧乏一人旅を彷彿とさせ、ちょっとした旅行気分を味わえます。
それらは言葉で言い表せるものではありません。
このホテルの名誉のために付け加えておきますが、
私のような根強いファンが少数ながらいるのも事実です。
あなたはピーマンワールドに耐えられるか?!
11月21日 なかしん