3Dプリントサービスに参入して、国内3Dプリントサービスの大手の一角になっているDMMが
秋葉原にMaker向けのコワーキング施設を開設しました。
11/11オープンだったため、オープン翌日の昨日、見学しに行ってきました!
メイカームーブメント以降、FabLabを始めとした個人Maker向けの工作機械シェアスペースは増えましたが
主に3Dプリンター、レーザーカッターのレンタルがメインでした。
3Dプリンター、レーザーカッターは取っ付きやすいですが、電機製品の製品開発を本気でやるには
これらだけだとかなり足りないのが実際です。
DMM.make AKIBAは趣味の延長ではなく、量産品を開発するための設備を集めたようです。
サイトに記載されている設備も、量産品の開発を意識したラインナップになっています。
特に測定機器関係や信頼性試験設備があるところに、本気度が感じました。
一般的に製品開発というと、3DプリンタやCNCマシンに目が行きがちですが
設計はCADを操作して回路や構造を考える時間以上に
試験を行ったり、その内容・結果を検討することのほうが長いため
測定器や試験装置は、工作機械と同様かむしろそれ以上に重要だったりします。
それは、さておき,、DMM.make AKIBAですが、秋葉原駅から徒歩3分くらいでアクセスも良好。
電気部品がなくなったら、すぐ近くのパーツ屋さんに買いに走れる好立地です。
今回は工作機械の利用に必要なガイダンスを受けてきました。
工作機械の設備は"Studio"と呼ばれる場所にあり、3Dプリンターやレーザーカッターから
ボール盤、バンドソーなどの昔ながらの工作機械も並べられていました。(写真はないです。すみまえん。。)
しかし利用可能なのは、ボール盤、バンドソー、その他のハンドツールくらいで
3Dプリンターやレーザーカッターなどは、これから利用方法を案内してゆくとのことでした。
回路設計用の設備もオシロや安定化電源が使える程度で、その他の設備は今後とのこと。
台数が限られているマシンはWebからの予約制になるとのことなのですが
予約システムもこれから案内してゆくそうです。
CAD類も充実しているとのことなのですが、こちらもまだ見学は出来ず。
ハイエンドCADを導入されているので、こちらの利用方法についても気になるところです。
というわけで、設備自体は揃っているようですが、オープン直後ということで、全ての設備を利用できるというわけではなさそうです。
都心に出来た、本格的な製品開発が行える貴重な場所ということで
今後、体制が整ってゆくことに期待したいなと思います!