「肝要」第2節H富山戦(後編) | がめがま。

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クリアボールを回収した讃岐は最終ラインで態勢を整え、奥田雄大がボールを保持して持ち上がる。
前川大河にパスが出て、前川は鋭い縦パスを川西翔太に通し、川西がターンから間髪入れずシュートにいく!
 
このシュートは相手守備陣に当たってCKとなる。
 
左からのCKを江口直生が蹴る。
これをクロスは田川知樹がパンチング。

ボールを拾った吉田源太郎はスライディングを受けボールを失うがこぼれ球を内田瑞己が回収、川西翔太とのパス交換の後にシュートコースが空く!
 
「打てるっ!!」
 
ウッチーが思い切ってミドルシュートを狙うが大きく枠を越えてしまう。
 

 
気がつけば完全に讃岐ペース。
 
79分、讃岐はゴールキックを今村勇介が蹴り、クリアボールを岩本和希が回収。
岩本は上がってきた奥田へパス。

 

 

奥田から右サイドの内田へパス。ウッチーはダイレクトではたいて前川に出す。

 

 

前川はドリブルで右サイドの深い位置まで行ったが末木裕也を振り切れず一旦後方へ下げる。奥田雄大がパスを受けるとPA手前にいた岩本和希へパスを出す。

 

 

ボールを受けた岩本が前を向くと…

 

 

対峙する坪川潤之の股を抜くパス!!

 

 

PA内でパスを受けたのは川西翔太!

 

 

とん。

 

…と川西がヒールパスを出した!

 

 

 

 

 

おおおおおー!!

 

ここに飛び込んできたのは岩本和希ーーーっ!!

スライディングシュートぉ!!

 

 

 

決まっ………

 

 

あああああーポスト直撃!!

 


決まらなかった。決まらなかったが…

 

これが…

 

これが…

 

これが"阿吽の呼吸"…なのか!?

 

 

 

攻勢に転じないとマズいと見たのか、小田切監督はテクニックに定評のある河井陽介の投入を決断。

 

【富山②】

17 坪川潤之 → 24 河井陽介

 

 

 

しかしこのあたりからまさかの展開が待っていた。

 

 

 

雪だ………?

 

DAZNではこんな感じの映像で、若干あたりが暗く見える感じに映っていた。
 

 
しかし実際はピッチ上が見えづらいほどの状況。
もう「吹雪」と表現しても差し支えないほどの状況になった。

その時の様子を伝える動画をみつけたので貼ってみる。

 

 

雪というか、みぞれのような感じ。
風は強く冷たく吹き付ける。
 
 
 
「あああーーーっ!!」
 
 
 
体感的には”滝行レベル”(笑)。
悲鳴を上げつつチャントを吐き出す。
 
もはや変なテンションで盛り上がっていた(笑)。
 
 
 
90分に近づいた頃、この「ゲリラ吹雪」は収まり、何と晴れ間が見え始める。
 
なんじゃこりゃーーーっ!!
 
88分、讃岐は一気に3枚替え。
 
【讃岐②】
18 冨永虹七 → 35 左合修土
10 川西翔太 → 19 赤星魁麻
13 前川大河 → 26 小山聖也
 
讃岐は3-4-2-1になって前線は赤星の1トップに小山&吉田の2シャドウ。
左WBの位置に左合修土が入った。
 
 
 
アディショナルタイムは8分!
 
 
 
カウンターの応酬となっていく展開のなかで、キラリと光ったのはこの試合がJデビューとなった左合修土。



 
難敵・松岡大智の進撃を何度となく食い止めていた。
 


讃岐は内田瑞己がいいクロスを上げたが僅かに赤星魁麻の頭に合わず。
 
富山は松岡大智が強引なドリブルからカットインしてのシュートで狙うが枠の外。
 
互いに決め手を欠いたまま試合は終了。
スコアレスドローとなった。
 
どこか悔しさを帯びたように聞こえる「Win!Win!Win!」がスタジアムに鳴り響く。
 
 
 
まだ何者でもない讃岐はJ3リーグ優勝候補の富山を無失点に抑えた。
しかし無得点に終わってしまった。
 
この試合、正直言って内容よりも結果がほしい状況だった。
勝ち点を1でも獲れたのは良かったが、3でなかったのは課題だ。
 
何故かと言うと、次節はアウェイでFC岐阜と闘う。

その岐阜は今週、ルヴァンカップの試合が組まれていないのだ。

1週間間隔の空く岐阜に対して讃岐は中3日で試合に臨まなければならない。
 

ただ、ポジティブに捉えて良い部分もある。


ここまで勝ててはいないものの負けてもいない。


リーグ戦を闘うなかで「負けないこと」は重要。

コツコツ勝ち点を積み上げていくことこそが肝要じゃないかと思う。



 

☆三ーーー………



 

水曜日に対戦するのはJ2ブラウブリッツ秋田。

すっかりJ2の中位に定着できる実力を身につけた秋田だがリーグ戦では連敗中。しかも得点を挙げていない状況である。

 

リーグ戦に勢いをつけるためにもこの試合は気合を入れて臨んでくるだろう。



 

チームのプレースタイルはJ3リーグにいた頃とあまり変わらないが、その刃は研ぎ澄まされた印象だ。

それを物語るデータがある。

 

J2リーグの中で最もAGIが高いチーム。

AGIとは、

 

・攻撃時間のうち、相手ゴールに近い位置でボールを持っていた時間の割合が高い


・攻撃が始まってから、敵陣のペナルティエリアまで到達するのにかかった時間が短い

 
これを数値化した指標。
つまり秋田はドンドン前に蹴ってセカンドボールを回収して攻撃に繋げていることがわかる。
パススピードもプレースピードも速く、セットプレーも相変わらず武器としている。
 
この難敵とガチンコで対決できることは意味があると思うし、勝つことで自信を深めることができるだろう。

ここを勝てば2019年以来のJ1クラブとの対戦が決まる(次は湘南ベルマーレ)。

でもそんなことよりも何よりも、何よりキャプテンの江口直生を男にしてやりたい!


 

※読みやすさを考慮して、選手名は敬称略としました。ご了承ください。 

 

 

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