12月26日、川﨑一輝選手がJ1復帰を果たしたジュビロ磐田へ移籍するとのニュースがリリースされました。
直接J1クラブに移籍したのは2015年オフの沼田圭悟選手(現・山口)以来。
しかし当時は讃岐もJ2でした。
飛び級でのJ1移籍はクラブ初の快挙となります。
ガンバ大阪門真ジュニアユースから東海大仰星→大阪経済大学と進んだ一輝クンは2019年10月25日と讃岐としては早い段階で加入を発表しました。
年が明け、練習がスタート。
練習後のファンサービスも手厚い一輝くん。
一見爽やかイケメンの彼ですが、カメラを向けると何ともベタなダブルピース(笑)。
このギャップが何となく面白かったんですけど、後々一輝クンが好んでやっちゃうポーズだとわかります(笑)。
あたしが彼のプレー初めてを見ることになったのは2019年の高知キャンプでのこと。まだ当時はコロナウイルスという名前が知られ始めたくらいの頃でした。
ピッチサイドから少し離れたところで1人ボールをリフティングしていたのが川﨑一輝その人でした。
単なるウォームアップと思ったんですが、その表情は満面の笑み。まるで漫画「キャプテン翼」の主人公大空翼が小学生の頃、「ボールは友だち!」とか言ってリフティングしてるようでした。
そのプレーはスピードとテクニックに優れた、まさにそのイケメンに似合うようなプレースタイルでした。
2020年開幕戦。
川﨑一輝の名前はスタメンのなかにありました。
そして、開始64分、J初ゴールを流し込みます。
相手のミスからというラッキーな一面はあったものの、Jデビュー64分でのゴールはクラブ史上最短の記録で、未だに破られていません。
▲J初ゴール直後のシーン
主に左サイドハーフを任されていた一輝ですが、チームは開幕10戦未勝利と低空飛行。
これにより、布陣を3-3-2-2に変更しました。一輝の新天地は右ウイングバック。
しかしこの時の経験から一輝クンの対人守備の強さが徐々に積み上がってきたと思います。
なかなかゴールのなかった一輝クンが見せたのはアウェイ相模原戦のゴラッソ。
利き足ではない左足からの一撃!
上野山新監督が2試合で退任、代わって就任したゼムノビッチ監督でも立て直すことができず、2021シーズンは最下位。
暗闇の中を歩くようなシーズンでしたが、川﨑一輝選手はそのなかでも我々の光となってくれました。
オウンゴールなんてミスもありましたが、キッチリとゴールで帳消しにするところ(しかもゴラッソ)、好きだなぁ(笑)。
沼津戦では豪快無比なミドル砲を披露してくれました。
これが初のヒーローインタビューでした。
2022年では前年、キャプテン竹内彬さんと10番高木和正さんの引退セレモニーのあった試合で黒星をつけられた鳥取に新キャプテン西野貴治さんと新10番の一輝クンでゴールラッシュの大リベンジ大会を敢行!
川﨑一輝はこの試合1ゴール2アシストの活躍!
この年は7アシストを記録しました。
そして今季は金井貢史さんがコンディションで誤算が生じたため急遽サイドバックにコンバートされ、実に37試合3210分に出場しました。
開幕戦は絶妙なピンポイントクロスで決勝弾をアシスト!
鹿児島戦ではゴラッソ王子面目躍如の痛烈ミドルっ!!
2年目あたりからでしょうか、突然定着したロングスロー。
この年はアシストも記録しました。
一輝クンの主戦場が後方に下がったため、攻撃面でのマイナスは否めませんでしたが、こと守備に関しては堅牢なものとなっていきました。
特に一輝クンの対人守備に関しては磨きがかかり、米山監督からも
「その対人守備の強さをまざまざと見せつけるシーズンとなった」(ラジオ番組のインタビューより)
と絶賛されたほどでした。
あたし自身もそのことを痛感したのはホーム長野戦のこと。彼とマッチアップしたのは、かつて讃岐の主力に上り詰めたことのある森川裕基選手。
讃岐時代に鍛え上げたスタミナとフィジカルに加え、長野に移ってからはドリブルも飛躍的に成長した実力者。そのモリを相手に一歩も引かず…というか、まったく何もさせず。完璧に抑え込みました。
シーズンを重ねるごとに強く逞しくなっていく一輝クン。
涼やかなプレースタイルで加入した若武者は無尽蔵なスタミナと泥臭いプレーも厭わない強さも身に付けていきました。
だから讃岐サポのみんなは来季も共に闘えることを一番に願いつつ、それでも心のどこかで彼のステップアップを願っていたと思います。
ファンサービスは手厚く。
ドンドンとプレイヤーとして成長する。
10番を背負い責任感もありピッチ内外で献身的に立ち振る舞える。
しかもタレント級のイケメン(笑)。
ちなみに字も達筆です(笑)。
長いこと生きてると何年かに1人出くわすことがある、天が何物も与えちゃった人。それが川﨑一輝です。
讃岐サポの方々で、一輝クンを嫌う人はまずいないでしょう。
川﨑一輝選手、4シーズンも讃岐のために闘ってくれて本当にありがとうございました。
高校でも大学でもプロデビューした讃岐でも10番を背負った選手だから、必ずジュビロ磐田でも10番を任されるような素晴らしいパフォーマンスを期待しています。
そしてJ1に行ったということは日本代表に呼ばれるチャンスも拡大したということ。
そこもしっかり狙っていってほしい!
さぁ夢の国J1でその力を発揮してこーい!
川﨑一輝選手、いってらっしゃい!!
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