書くと、あの夜が終わっちゃう。
でも書かないと、あの夜の記憶が消えちゃう。
書きたい、けど、書きたくない…。
JOY-POPS”Wrecking Ball”追加公演@ヒューリックホール東京
(5月は新潟で見ました。新潟をツアーに入れててくださって本当にありがとう。その時の記事 )
私の音楽遍歴の中で最も愛したであろう(まだ現在進行中なので一応確定はしないでおきます)ストリートスライダーズの、最も愛する蘭丸さまとハリー、このベストコンビネーション。
今回のコンサート中に、「世界一好き」の世界記録を3回くらい更新したよ。
もう、次の元号は「公平」でいい。いや、平成で平の字使ってるからダメか。じゃあ「弘明」でいい。いや、明治で明の字使ってるからダメか。いっそ「公弘」でどうだろうか。「弘公」でもいいよ。
特にMidnight Sunとすれちがいでは心臓が止まるかと思った。
もともと好きな曲ではあるけども、それを差し引いても今回のMidnight Sunはベストプレイだったのでは。胸の奥のもっと奥へ切り込むように差し込んだ。痛みを感じるほどによかった。
ハリーのソロ曲であるMidnight Sun、「涙の川の流れつくところ」に誰かがいるらしい情景が歌われている。
穿った見方であるのは重々承知の上で、何度でも言わせてほしいのですが、これは仲井戸"Chabo"麗市ボーカルの大名曲、「ハイウェイのお月様」で歌われている、「俺の涙の河が流れつくところ」と同じ場所でしょ?
フレーズが同じだからパクリだとかそんな小さいことを言っているんじゃないんです。わかりますよね。
Chaboとツインギターのナイスコンビ「麗蘭」を営んでいるかつての相棒、土屋"蘭丸"公平さまを想う、村越"ハリー"弘明の心情なのではないかと、思わずにいられないんですよ!!!勝手な思い込みでも!!!
「そこにいる"あんた"=Chaboのもとにいる蘭丸」って思えてしょうがないんですよ!!!!
スライダーズとRCサクセションと両方好きで、麗蘭もJOY-POPSも見てるあなたなら、わかりますよね!!!!この気持ち!!!
だからハリーのソロ曲としてMidnight Sunを聴いていてただでさえ切なかったのに、その蘭丸さまを横に、JOY-POPSでこの曲を歌うなんて、胸がちぎれそうに切ないです。
新潟でも聴きましたが、こんな大きいホールで味わえることに感無量でした。
私が今まで聴いた中で最も美しいMidnight Sunだった。
アンコールのマスターベイションは圧巻。
バンドバージョンでも休符を効果的に使ったギターリフが印象的なこの曲、ギターデュオでやると休符が完全ブレイクになって、すごいドキドキする!
濃密な無音がギターの音を引き立てる。
あんな雄弁なブレイクはなかなか聴いたことないです。
深くわかりあった人同士は、目を合わせただけである程度の意思疎通ができますよね。あの人たちはもはやそれをギターの音、さらに音が出てない瞬間ですらできるんだなって思いました。連理の枝。比翼の鳥。BL的な意味じゃなくあの人たちは運命のお相手なんだと思うほかない。
すれちがいの「踏切の音」の部分のギターとヴォーカルの噛み合わせの良さなんて悶絶級。
今思い出しても涙がこみ上げる(泣いてなかったけど)。
好きすぎて、あの一瞬のブレイクから、せり上がるギター=「♪ふみきりの」がカチッと3段階一緒に進んだところで、また「好き」の世界記録を更新してしまった。
その好きの質量が大きすぎてミスも好き。
ハリーが拍を見失って1~2拍早くキメのフレーズを歌ってしまった瞬間の、ハリーの「あれ?」っていう顔、そしてまるで「大丈夫、いこうぜ」とでも言うようにすくい上げるように合わせていく蘭丸さまのギター、好き。
歌い出しの歌詞を言い間違えちゃったハリーの「しまった」の表情、好き。あんな大ベテランでも顔に出るんだな。
歌詞のゆらぎ、2人でハモってるのに、助詞が「に」と「は」とかに分かれちゃっても、この程度は想定内って思える、好き。
ギターの音がかすかにバラけて、不思議なアレンジなのか、微妙にズレたのか、と思ってハラハラしてるうちにちゃんとまとまるの、好き。
全曲覚えているわけじゃないけど、安物ワイン(ツインボーカルのハモリが最高)やFRIENDS(終わりが美しくてキュンとする)は好きな曲だから嬉しかったし、かえりみちのブルーは録音版より唄尻をプレーンにして、よりハーモニーの美しさが出やすいようにしてるなって思ったし、Suger Sugerの紹介でハリーが「オレが公平に歌ってほしくて作った」と言ったのがメチャ格好良かったし、新しい風は、ハリーはいい曲まだいっぱい書けるんだ、という確信を後押ししてくれたし、ミューズは逆立ちだし、降っても晴れても毎日働きたいし、Get out of my mindは尊い。
2人は、フィフティだな、と感じました。
どっちが主役でもない。
どちらがリーダーで、どちらがついていくんでもない。
紛れもない二枚看板です。
愛。
もし次のツアーがまたあるとしたら(あってほしい)、道化者のゆううつをやってくれるんじゃないかな~。新潟ではPardom meをやってくれたような気がしたけどどうだったかな。
バンド形式も望めたりなんかしちゃうんだったら、私はRide on fuckin' ageをやってほしいな~。
----ここからはライブ本編と関係ない話です----
----後半にいくほどJOY-POPSが関係なくなります----
■「大富豪のジレンマ」と8,000円のチケット
チケット8,000円は正直なところ高かったですが、私が富豪なら半分くらい買い占めたい。グッズも。
でも買い占めると、同じ気持ちのファンが買えなくなる…。
この問題を大富豪のジレンマと名付けたい。
■ライブの必需品、耳栓
今回初めて耳栓を導入しました。
音楽用もあるけど、私のは普通にそのへんの薬局で売っているタイプ。
ずっと昔からなんだけど、どうも、音量が特に大きい部分で、音が潰れて聴こえる。
言葉でうまく表現できるかな、音が重なってジャーっというザラザラした感じのひとつの音なってしまって、音程もトーンもよくわからない雑な音というか…、ジャーンっていう単純な音に聴こえてしまうというか…、上手にお伝えできないのですが、どうも「自分の聴力の限界を振り切っている」感覚がありました。
あっそうそう、アンプやスピーカーで、もっと大きい音出したいのに、ゲインとヴォリュームをめいっぱい上げたら、ギャギャジャリジャリ~っていう音になってしまってとても聴けたもんじゃない、っていうときがありますけどそういう感じ。あれは出力だけど、耳にインプットする際に、耳の受容力を出音が凌駕しちゃった感覚です。
あれがなんかもったいないし、もともと私は鼓膜に穴が空いてたりして、あんまり耳が良くないし、保護の意味もあって耳栓導入。
ライブで耳栓なんて無粋かなという気持ちがあったのですが、最近はコドモさんにヘッドホン型のイヤーマフつけさせてライブ会場に来てる方が増えたこともあって、抵抗がなくなりました。
とてもよかったです。
その潰れて聴こえる部分が、くっきりクリアに聴き取れるようになりました。
2人のギターが渾然一体に潰れてジャリーっとしか聴こえなかったのが、ハリーの音、蘭丸の音、分けて聴こえました!
わーい。
MCは聴き取れなくなるので、つけたり外したりけっこう忙しかったですが、これから大きい音のライブは耳栓必須です。
同じように、音が潰れて聴こえる方、お試しあれ。
■ヒューリックホールの罠
有楽町と浅草橋にそれぞれ「ヒューリックホール」っていうのがあるのね。知らないで「ヒューリックホール」でナビされた通り電車に乗ったら浅草橋について青ざめた。ライブ開始まで1時間を切って。割と近くてよかった。ヒューリックホール東京、ね。有楽町の方は。ハー私ったらおばかさん。
■アフターライブの飲み会
地元新潟では、スライダーズファンが集まることがそうないから(決まったメンバーでまあかき集めればライブ一回できるくらいはいるけれども)、何人もしてスライダーズのお話しながらお酒が飲めるなんて最高でした。ありがとう。
■さらにアフターは新宿のディープな部分へ
歌舞伎町のホストクラブに友だちの息子が勤めてるっていうので、見学に行こうかと思っていたんだけど、息子が休みとかいい出したので行き先をゴールデン街に変更。
蘭丸×ハリーのTシャツ着用の彼女につきあってもらった。ありがとう彼女!
夏の夜っぽくてとてもお気に入りの写真が撮れた。
ぜひとも行きたかったのがここ、スナック夜間飛行 。
昭和歌謡の美しくファンキーで格好良いカヴァーをされることで名声高き、ギャランティーク和恵 さんのお店です。
あこがれの和恵さんにはお会いできなくてこの日の店番ケンケンさんと乾杯。
ポスターの和恵さんと記念撮影。
そして飲み足りない私は3軒目、星屑スキャット のメンバーメイリー・ムー さんのお店「在龍」へ移動。
彼女も一緒に来てくれたよ。
わ~本物のメイリーさんだ~。
沖縄ご出身のメイリーさん、私のリクエストに応えてカラオケ歌ってくださいました。うれしい。ありがとうございました。
夜中までライブの話とかして、花園神社にお参りなんかしちゃって、そういえばライブ会場出るときに友達探してみたりとか、ずーっとおしゃべりが続いたし、お土産の交換会もあったり、東京は絡みつくようにアッツくて、翌朝また友だちと待ち合わせて観光してランチとしゃれこんで、とっても青春…。
旅自体が久しぶりだったけど、こんな形で時間いっぱいいっぱいにエンジョイしたのはすっごくラッキー!
思い切って1人で来てみてよかったよ。
ありがとうお友だち、ありがとうJOY-POPS。
またこんな素敵な夏があることを願って。