演奏中の写真を見るとどうも脚が開いているんだよな~…。
秋にデュエット専門のイベントをやりたいよ~と腹心とお話していたのですが、事情があって実現できず、でもせっかくなので考えていた日時に、ルーム217で三線を弾かせてもらうことにしました。
ピアノは、池田知華子さんと、岩井直行さん、ギター&クロマチックハーモニカでイトパンさんがそれぞれ参加してくれました。
サンキュー!
直接お客様と会える機会は貴重で、今までもライブ出演はあるにはあったけど、自分で言い出してやった演奏会ってこれが今年度初めてではなかろうか。企画しても企画しても中止や延期に追い込まれ、もう音楽イベントの主催はしたくないとすら思ったけどやっぱりしちゃった。
大好きなブランデーをいただきながらのステージであり、かなりラフにやらせていただいたことにまずは感謝を申し上げたい。
みなさんありがとう。
ラフでリラックスした雰囲気であったことと、演奏に精神力を要することは矛盾しないと思っているのですが、今回のショーは私にとってはかなり精神力をふりしぼるものだった。つらいものだったという意味ではなくて、全力を出し切ったというのに近い。
そのあとの解放感と喪失感と高揚感(で自分を見失って酔っぱらってしまいすみませんでした…)で、メンタルの安定性には自信のある私でも、かなり神経が敏感になって気持ちが上下してしまった。はずかしい…。
10~20人くらいのお客様を前にして、自分の好きなようにやらせてもらえる私ですらこうなのだから、まして、もっと大きな会場で、多くの人々の思惑を背負って、何か月にも及ぶ自粛生活から一気に表舞台に戻る人の気持ちはどうだろう?
感情の揺り戻しって結構怖いと思っていて、ワーッ!と上がった後スーっと波が引くと、かなりあぶない感じになることがある。引かなくてもそれはそれで、あぶない。
私は幸い、それで決定的に危険な状態になることは今までなかったけど、ライブの前後に神経が立ってるな~、感覚が過敏になってるな~と思うことはちょくちょくあった。それが、日常的にあれば、耐性もできているけど。何か月もステージから切り離されていた身には、スポットライトがまぶしすぎたり、歓声が耳に刺さりすぎたり、することも考えられるだろう。
人に見られる仕事の方々が、必要以上につらい思いをしないために何ができるだろうか?私には特に何もできないかもしれない。自分がなんとか生きていくだけで精いっぱいだ。
だからささやかで無力ですが祈るだけにしておきます。
どうかショーに関わる方々一人一人のそばに、変わらず寄り添ってくれる誰かや何かがあって、感情の乱高下にも寄り添ってもらえますように。