「なんか知ってる曲だけど、こんなメロディーだったのか…」ということがある。
小学生のとき(昭和60年前後?)読んでいた魔夜峰央著「パタリロ!」で、タマネギが
「おいかけーてっ
おいかけーてっ
すがりつーきーたいーのー」
と歌い、
「それは恋のフーガだろーが!」
とつっこまれるシーンがあった。確か忍者もので、風魔一族にかけてのボケだったと記憶しています。
「恋のフーガ」は昭和42年発売だから、時期的には私が知っていてもおかしくないんだけど、当時私は聴いたことがなくて、「フーガ」という作曲形式も知らないので、
「恋のフーガって何だろう?パタちゃんはなんで『おいかけーてっおいかけーてっ』から『恋のフーガ』を連想したんだろう?」
とたいへん不思議に思っておりました。
後年、ザ・ピーナッツの曲に触れる機会があって、あ~~~あのときのあればこれのことだったのか~~~と一人合点がいったわけです。
知見が広がると楽しみが増えるね。
小柳ユキVer.の振り付けと、この時の小柳ユキのスタイルがすごい好き。
パタリロ!は自分で買って集めてたので、中~高学年のときかと思いますが、もっと小さいときは家にある誰の所有物かわからんような本を読むわけです。
巻数の揃ってないコミックが1冊だけあったりしたなー。
池沢さとし著「サーキットの狼」(ツナギを着てみたいと思った。後年、Puffyの「サーキットの娘」を聴いたときあ~奥田民生もサーキットの狼読んでたのかなぁと思った。)江口寿史著「すすめ‼パイレーツ」(セクハラされるビール売り?の女の子が可愛くてそのページだけ何回も見た)とかあった。
コミック以外だと「いま俺、やるっきゃない―真彦十八歳」ていう近藤真彦の自伝的エッセイ?みたいな本があった。変な金髪不良少女の更生エピソード、なぜか今でも覚えてるw
同じ本棚に「まことちゃん」の何巻だかもあって、すごくこわい漫画(に見えていた)なのでおそるおそる読んだ。その中に
「は~ははぎまじ~た~ きょおおも~ぎだ~」
というような歌詞の表記があったように記憶しております。
これも当時わからなかったけど、今ならわかる。「岸壁の母」二葉百合子ですね。
…と思ったらオリジナルは菊池章子じゃないれすか!!
あの、はすっぱ昭和歌謡の代表曲「星の流れに」を歌った菊池章子さん!
ひょえー知らんかった。
あとは、古谷三敏著「ダメおやじ」の中では、ロックにあこがれてるっぽい青年とダメおやじが
「今はドナ・サマーだよ!」
「えっ?殿様??」
というような会話をしていた。
大人になってから映画「フル・モンティ」を見るまで実に20年以上、ドナ・サマーが人名だということすらわからないで過ごしたのだった。
コーラのCMで「Hot Stuff」はそうと知らずに聴いていたけどね。
ちなみに「Hot Stuff」ががっつりフィーチャーされた映画「フル・モンティ」めちゃくちゃ名作なので、明るい気分になれる映画を求めてる人は見るといいと思います。
ダメおやじを読んだときにはドナさんがこんなセクシーでホットなレディだとは想像もしなかった。この短すぎるマイクスタンドが格好いいんだよな。
5月17日はドナ・サマーの命日。合掌。
英語の歌は苦手だけど、Hot Stuffみたいな格好いい曲で、生バンドディスコはいつかやってみたい。
同じ思いのバンドメンさん、ディスコラバーさん、DJさんゆるぼ。当方ボーカル。それ以外の全パートを募集します。(懐かしのメン募構文)