年齢制限もなんのその | ざんくのリアル小説

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還暦も過ぎてしまうと、

いろんなことにチャレンジしようと思っても

年齢制限で対象外になってしまうことが多い。😆

 

そりゃそうだ。

自分が主催者だとしたら

若い世代に来て欲しいと思うのは当然だろうと思う。

人間の生命には限界があるので、

平均年齢から判断して、

何か新しいマーケットを開拓するには

少しでも長く生きている人に

継承して欲しいものだ。

しかし、「働き方改革」などが定着し、

下積みから身体に叩き込むというような

継承の仕方はもうできない。

 

才能や情熱、

身体的行動力は、

必ずしも年齢で判断されるものではない。

過去の実績、経験から来る信頼感は

昨日今日何かを始めた若者には無い

安心感がある。

この世代は理不尽なこともたくさん経験し、

危機管理能力に優れているのだ。

それを良くも悪くも使える。

 

人々は日々生きるので必死。

面倒くさい舵取りや取りまとめは

熟練者に任せたい。

町内会やマンションの自治会なども

そんなもんだ。

 

その安心感に浸りたいがために、

多少その高齢者の権力が肥大化し、

悪しき習慣が目立つようになっても、

まあ、他に適任者もいないので、

任せておけばいいじゃないかと、

数十年間も放置している状態が

今の国政なのだろう。

 

本来は経験者、熟練者が

若い世代に引き継いでいくもの。

手取り足取りではなく、

良い意味でその過去の技を盗み

新しい要素を組み合わせて

時代に合った運営方法を編み出さねばならないはず。

 

「技を盗む」

 

短時間でできることでは無い。

検索やAIを使えば簡単?

そんな短絡的な知識は「技」とは言わないし、

誰でもできることなので、

一瞬騙せても誰もついてこなくなるだろうし、

経験というのは逆境になった時に

瞬時の閃きで発揮されるものなので、

検索やAIの膨大な情報を処理しきれず、

パニックになるだけだろう。

 

個人的に思うのは

「働き方改革」の根本的な定義が

間違っていたと思う。

 

結婚する人はますます減り、

出生率は下がるばかり。

物価に所得が追いつかない。

なんとか踏みとどまっているところに、

海外での戦争に巻き込まれたり、

地震のような自然災害が起きる。

 

継承する若者が現れないので、

経験のある高齢者に実権が集中。

80歳過ぎても放言のし放題で、

税金も使いたい放題。

中高年の国民は

(これはまずいんじゃないか)とは感じているが、

じゃ、他に誰がやるんだと言い訳して、

また同じことを選択する。

若者は諦めているので無関心を装う。

投票率は下がるので、

権力者の組織票が生きてしまう。

 

口の曲がった副総裁に、

あまり美しくないと言われた外相が

同じ穴の狢か、政治改革のキーマンか。

 

メディアは副総裁の発言の揚げ足ばかり取っているが、

あの発言は昭和の爺さんお得意のジョークだ。

あの時代錯誤のジョークの裏を

全く突っ込まないメディアは、

ジャーナリズムのかけらも感じない。

おいらは今のところ、

さらっと受け流したあの外相は

同じ穴の狢と見ているが、

その思い込みを裏切ってくれるだろうか。

少し期待もしているのだが・・・・。