スケ番の凶器 | ざんくのリアル小説

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昭和40年代〜50年代初期、

中学から高校に

全国にスケ番という女学生の悪の集団がいた。

 

どこの高校にも必ずいたのではないかと思う。

 

彼女らの凶器は

カミソリ2枚の間に10円玉を挟んだもので、

これで顔などを切られると、外科的に縫うことが困難で

一生傷跡が残るという実に残忍なもので、

巷の不良たちに恐れられていたのだが、

この時代の悪というのは、

これ以上やっちゃいけないというラインがあって

実際には使うことなく単なる脅しに使われていたような記憶がある。

 

話が変わるけど、

毎朝の髭剃りは基本的に電気シェーバーでしているが、

週に2回は顔の産毛剃りも兼ねてカミソリ式の髭剃りを使っている。

 

写真のものは(切れてな〜い)のCMでお馴染みのもので、

実際、手が滑っても皮膚が切れることは少ないのだが、

このガイドワイヤーが入ってないタイプのものを使うと、

手が滑った瞬間に、まさにスケ番カミソリ2枚切れ、

浅い傷でもおびただしい血が吹き出して、

なかなか傷がふさがらないばかりか、

かなり長い間、2本の傷跡が平行に残ることになる。

 

2ヶ月前、顎の下を2枚刃の髭剃りで切ったのだが、

未だにはっきりと傷跡が残っていて、

このスケ番の凶器のことを思い出したわけだ。

 

どうでもいいけど・・・・・・( ̄ー ̄;。