2013年1月下旬、主治医と相談した上で母は今まで処方されていた薬に加えて抗精神薬を服用することになりました。
脳梗塞の後遺症で攻撃性を増した患者に処方される薬です。
母は梗塞を起こした場所が前頭葉という感情を司る場所だったので、特に感情のコントロールが難しくなったのだろうというのが医師の見解です。
薬を服用してから徐々に苛立つことが減りました。
精神安定剤など精神に作用する薬の服用に抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、薬無しで苛立ちをコントロールすることは本人にも不可能です。
自分が異常に怒りっぽくなっていることは本人にも判っているようですが、それを抑えることはどうしても出来ないそうです。
母は元来、短気ですぐにブチキレるタイプの人間ですので、元々自分の感情をコントロールすることが苦手なように見えました。
脳梗塞のあとは酔っぱらって怒鳴り散らしている時とほとんど同じ状態でキレていましたので、明らかに異常でした。
薬を飲むようになってから2年ほど経ちますが、酔っぱらったような状態で怒鳴り散らすことはなくなりました。
…相変わらず「死にたい」「殺してくれ」とは言いますが(-""-;)
薄々解っていましたが、ネガティブな発言は周囲の人もネガティブにしてしまうんだなぁとつくづく思いました。
言葉は使い方を間違えると本当に恐ろしいです。
ネガティブな言葉は呪いと同じです。
染井は生まれてからずっと母に呪いを掛けられながら育ちました。
「ブス」「どんくさい」「何をやってもダメ」「バカ」「出来ちゃったから仕方なく(生んだ)」「生んだときからお前を愛したことはない」
これでグレなかったのが不思議ですが、グレることすら出来ないくらい呪われてたのでしょう。
植物は良い言葉をかけたり、クラシックの名曲を聞かせると美味しい実をつけると言います。
人間も良い言葉だけ聞かせた方が、きっと良い人間に育つでしょう。
呪いを掛けられ続けたせいで、性格がねじ曲がった染井が言うので間違いないです。
あと最近知ったのですが、母親との関係が上手く構築できなかった娘はリスカに走りやすいそうです。
実は高校生頃から自傷の衝動はあったのですが、なんとか堪えて生きてきました。
しかし、介護うつと呼べるような状態になった時、衝動が大爆発してしまいました。
感情というものは、本人がブレーキを踏めなくなる瞬間が訪れることもあるようです。
それで被害が出るようなら医学の力に頼るのも一つの手段です。
医学に頼ることは決して恥ずかしいことでも、悪いことでもないと思います。
続く