修羅場の冬④ | 染井的趣味ライフ

染井的趣味ライフ

ドール沼の住人による、ドール沼のブログです。主にカスタムのメモにしていく予定なので、素体写真をあげていきます。ドールや生首や真っ裸が苦手な方はご遠慮ください。ドール以外に介護日誌と小説を始めました。

ようやく染井の精神状態がおかしいことを理解した母は、しばらく気持ち悪いぐらい優しくなりました。

が、「八つ当たりしても許してくれると思って」という言葉が忘れられません。

母は染井が許すと思って、今までずっと八つ当たりしていたのです。

それは介護が始まるずっと前、小学生の頃に「お父さんとお母さんが仲が悪いのはお前のせいだ!」と怒鳴り付けられたことも思い出しました。

その頃からずっと母は染井に八つ当たりしていたのです。

薄々気づいてはいたし、全部許してもいないし、高校生頃から母親だとは思わず居候のオバサンだと思っていたので精神的なダメージは無かったのですが、怒りは募りました。

そんな腹立たしい気持ちで過ごしているところに、年末年始の帰省で弟が妻子を連れてきたりした日には、もう1枚くらいガラスを蹴り割りたい気分でした。

ガラスは割りませんでしたが、リスカで怒りを抑えるという厭な手段が身に付いてしまいました。

でなければ刃を誰かに向けて血の雨を降らせてしまうという、本当に危ない精神状態。

2013年は染井の人生史上もっとも最悪な年明けとなってしまいました。

そんなこんなでようやく1月下旬の外来の日を迎え、母の苛立ちについて主治医に相談することができました。

相談するときは具体例を聞かれるので、似たような状況にある方で医師に相談することを考えていらっしゃる方はメモを取っておくことをお勧めします。

「どんな風に苛立ちますか?」と問われても咄嗟に答えられなかったり、話がまとまっていないと混乱を招きます。

幸い染井は3~4例ほど、起きた出来事を訴えることができました。

また、母には知られたくなかったので、あらかじめ電話で説明したときに「患者本人に相談したことを知られると、またキレられるかもしれない」ということを説明しておきました。

外来当日は別々に呼ばれて、母には言い含めてくれたようで後々遺恨を残すようなことにはならずに済みました。

前述したように染井は今まであまり相談をせずに生きてきましたが、今回のことで「時には相談することも大事」ということを学びました。

                                                                    続く