「♪これが現実?

それともファンタジー? 

地滑りに巻き込まれて行く」

北海きたえーるのメインステージ上段に紫の衣裳をまとったキイナが登場。

その歌いだしに、一瞬にして惹きこまれたのです。

「New HISTORY COMING ARENA LIVE -The Imperial Theatre Symphony-」の昼の部での中盤でのこと。

キイナはステージの階段をおり、サブステージへ。

わたしの席はサブステージの真横だったので、キイナが間近にみえて、そのしなやかな美しさに見惚れるばかり。

前後左右、360度全方向に向きを変え巨大なホールにその歌声を響かせながら、まるでひとりひとりに話しかけるように、ときに声を震わせ、激しく訴えかけるように歌いあげたのです。

 

その歌声はキイナの魂の叫び。

その空間が巨大であればあるほど、鮮やかさをまし、どこまでもどこまで広がっていくパワーが増幅する人なのだとあらためて感じ、感動で身震いしたのです。

迷い、哀しみ、怒り、寂しさ、喜び...。

 

「♪真実なんて 目に見えない

真実なんて 誰にも解らない 風が吹くだけ」

生きとし生けるものすべてへの慈愛があふれ、それらを抱く地球、そして宇宙を感じさせる歌唱でした。

今、ここに生きていること、ひとりひとりを全肯定するかのようなキイナの限りない愛と力強さにとめどなく涙があふれてきたのです。

 

2026年8月20日。

この日のことを忘れることはないでしょう。

日程をやりくりして日帰りでしたが参加がかなったこの公演に参加できたことの幸せを、今なおかみしめています。

思えば(思わなくてもそうなのですが・笑)「ボヘミアン・ラプソディ」は数分間という時間なのですが、でもわたしには永遠。

その感動に言葉がとてもとても追いつかず、数日ブログを書きだせずにすごしていましたが、その間もこのときの感動に包まれていたのです。

 

サブステージで歌い終えたキイナを、センターステージに出演者の皆さまが登場して迎えてくださり、皆で「きよしのズンドコ節」を。

夜の部に参加したお友だちから、このとき、平原綾香さんは感極まってずっと泣いていらしたそうで、トークの際も涙で言葉がでてこなかったのだそうです。

昼の部では、きっとこらえていたのではないでしょうか。

 

キイナもどんなにか感動されたことでしょう。

平原さん、ありがとうございます。

 

 

 

「やっぱり帝劇が好き」ではじまった通称:”帝コン(ミカドコン)”は、現在、建て替え中(2030年完成予定)の帝国劇場への想いをつなげていこうと企画された壮大なコンサート。

井上義雄さん、堂本光一さんを中心にミュージカルの歴史をひもとき、今現在、そして未来へとつながる楽曲を帝劇はじめミュージカル界を支えてこられた素晴らしいアーティストの皆さんの熱唱、熱演がつづいていたその空間にただひとり登場したキイナは神々しいほどの光を放っていて、眩いとはこういうことをいうのかな?と思わされたわたし。

 

堂本光一さんが、スペシャルゲストのキイナを迎えるためキャバレーから「Willkommen」を歌って、キイナの登場をもりあげてくださいました。

 

「きよしのズンドコ節」を皆で歌われたあと、皆さんとのトークも弾みました。

前日にリハーサルをされたそうですが、皆さんでお食事をされたのでしょうか?

山わさびをキイナがふるまわれたそうで、そのことを褒められていたかと思います。

 

キイナは会話のなかで黒柳徹子さんの声マネを披露(笑)。

モノマネがでるときは絶好調の証だと思うのですが、夜の部では美輪明宏さんのモノマネをされかかったのですが、皆さんにあまり伝わらないと感じたのか、ファンにはわかる不発に(汗)。

キイナは客席の空気に敏感ですよね~。

 

 

「”帝コン”に参加させていただいて、もう思い残すことはありません。

ありがとうございます」

とおっしゃったキイナに、井上さんが、

「(このあと)、夜公演ありますよ(笑)」と。

「大丈夫です(笑)。まだスタミナあります」

と笑顔で答えたキイナでしたが、

「昨日、”2公演なんですか?”って。キイナさん、1公演だと思っていたんですよ(笑)」

と、楽屋裏でのことを。

井上さんとのこのやりとり、そして、その日にもう1公演あるとは信じがたい熱唱もファンには”あるある”ですが、他の方は歌唱とのギャップに驚かれたのではないかなと微笑ましい思いになりました。

 


キイナは出演者の皆様のセンターで、しきりに恐縮され、”なんかすいません”と、恐縮ムード(笑)。
そんなキイナに、皆さまは絶賛の言葉をおくってくださったのですが、なかでも、
「一瞬にして空間を掌握されて素晴らしいです」
との堂本さんの言葉が嬉しくて、そして深く共感したのです。
 
そして、”ぜひ一緒にミュージカルを”との皆さまからのオファーに、しきりに恐縮されるキイナに、
井上さんが、
「4年後に!」
ときっぱり。
 
ちなみに井上さんは、このなかで、”4年後”を連発されたので意味深ですね~。
このことはあらためて後半で書きますね。
 

パンフレットです!

 

井上さんが、
「今日はキイナさんのファンのかたも来てくださっていると思いますよ~」
とおっしゃり、ここでも恐縮されるキイナに代わって、
「キイナさんのファンのかた?」
ときいてくださったので、思いきり、ペンライトをふりました。
「うわあ、たくさんいらっしゃいますね」
と井上さん。
キイナは、アリーナに点在するいくつかのFC席のブロックを中心に瞬くペンライトに目を丸くされ、
「嬉しい~。2,3人ぐらいのかたかな? って思ってたから。
嬉しい、嬉しい。
ありがとうございます」
さらに揺れるペンライトと歓声に、
「もう、泣いちゃうっ!あっ、(今)涙はでてないけど。
(ファンの)皆さん、ほんとうにありがとうございます。
幸せです」
と。じんときて...。
こんなにも喜んでくださるなんて!
札幌に日帰りでも、1公演でも参加できてよかったとあらためて思ったのです。
 

パンフレットのキイナのページをこっそり

 
 
ちなみにキイナのステージでは、スタンディングだったので、トークのメモがとれなくてごめんなさい。
キイナは皆さまにおくられるなか、遠慮がちに前かがみになって(笑)、ステージ下手へと。
 

座席表です

 
後半もミュージカルの名曲がつづいて、ミュージカルファンをうならせますし、初めてみてもわかるようにまとめられているので、音楽が好きなかたならどなたでも楽しめる内容になっています。
個人的には「エリザベート」のこのコンサートならではのダイジェスト版には心躍りました。
 


今回、トロッコの演出があるとはきいていたのですが、前半に井上さんがおひとりで場内をまわってくださったので、それで終わりなのかと思っていたら、フィナーレでは4台のトロッコが出現!
出演者皆さんが分散して乗られて、かなりの勢いで場内をくるくるとまわられたので、大熱狂。
トロッコがぶつからないかと思うほどめまぐるしく動いて、めちゃくちゃテンションあがったのです。
 
 

 
 

 
最後はキイナも一緒に全出演者がステージに勢ぞろいされました。
キイナ以外は、コンサートTシャツと、思い思いのジーンズ姿にお着替えされていました。
楽屋のフォトではキイナもコンサートTシャツにジーンズ姿で写っていたので、夜の部は皆さんと同じにされたのでしょうか。
 
キイナは、
「贅沢で素晴らしい時間をすごさせていただきました。ありがとうございました」
とおっしゃり、皆さんにあらためて、ミュージカルに誘われると、
「いやあ、憧れますけど、自分なんてとてもとても。
じゃあ、10年修業して」
そう、いいかけると、井上さんが、
「4年で!」
と。
うーん、ここでも”4年”。
 
最後は三方礼でということになり、センター、上手、下手。ふたたびセンターでお辞儀をされ、お別れに。
ステージのスクリーンには、解体前、解体中の帝劇の映像が映しだされ、さびしさをともないながらも新帝劇への期待がふくらんだのです。
 

 

 

札幌公演では、帝劇公演ではないのですが「SIX」を女性陣4人(本来は6人)で披露された際、”帝劇での上演の有無にこだわらなかった東宝さんの、これからの帝劇をもっと自由なものにという思いを感じました”と、たしか井上さんがおっしゃっていたかと思うのですが、井上さんの言葉から、わたしの妄想かもしれませんが(笑)、ピンときたことがあったのです。
 

4年後!

そう、新帝劇がオープンするのが2030年。4年後なのです。

 

このアリーナツアーで、各回のゲストをみると、キイナ以外はミュージカルで活躍されているかたばかり。

なぜそこにキイナが?

そして4年後って?

 

と考えて、以下はあくまでわたしの願望&妄想ですが、2030年の帝劇のこけら落としのラインナップに”氷川きよし+KIINA.”の主演作が予定されているのではないでしょうか?

それも翻訳劇ではなく、日本初のオリジナル作品!

日本から世界へ発信する”氷川きよし+KIINA.”主演オリジナルミュージカルを!

願望もあいまっての妄想ですが、でも、もしかしたら?

 

ひとりわくわくわくして、

今回の限定ポーチに、キイナを!

 

 
ね、似合ってますよね~!
 
井上さんはXで、

札幌・北海きたえーる公演2公演、無事に終わりました。
ゲストは”KIINA”さんとこと氷川きよしさん。
圧倒的なパフォーマンスと華やかさで魅了されました。
「きよしのズンドコ節」では会場が一体となり、最高に楽しかったです。
念願のトロッコ&”光剛山”と呼ばれるリフターデビューを果たしました。
東京公演とはまた違う、本格的なアリーナライブが開幕した感じです。
 
 
と書いてくださっていました。
 
どうぞよろしくお願いします。
 
以下は余談ですが、2014年12月、キイナの「ちょいときまぐれ渡り鳥」の発売記念イベントに参加したときの記事です。
長時間に及ぶ握手会だったので、受付をすませたあと、ライブはあきらめて中抜けして(長時間イベントのため途中外出OKだったのです)仕事で取材にいったのですが、その取材させていただいたかたは、ほかならぬ井上芳雄さんだったことを、今ここで書かせていただきます。