こんばんは。
画像を探していたりして、お時間いただきましたが、4月20日に、 東京国際フォーラム ホールAで開催された「宮城道雄生誕130年記念~芸の継承・心の継承~筝曲宮日改 全国演奏会」のご報告です。
KIINAが宮城道雄さんをモチーフにした「群青の弦」を歌われたことがきっかけで訪れた宮城道雄記念館で、ご一緒した書家であるお友だちのOさんは、芸術家どうし相通じるものがおありだったのでしょう。
宮城会の方と交流ができたそうで、そのご縁で案内をいただいて参加することになったのです。
子どものときから筝曲を楽しめるようにと、宮城さんは子ども向けの曲も多数作曲されたそうで、かわいらしいお子さんたちから、特別出演された人間国宝の方々の演奏を堪能させていただきました。
後半に上映された宮城さんに直接かかわったお弟子さんにインタビューされたドキュメンタリーフィルムはとても貴重なもので、お弟子さんのおひとりに、現代人で宮城道雄を思わせる人は?と聞き手の藤原道山さんがおたずねに。
俳優さんとか、どんな方でもとの問いに、その場で逡巡され、「坂本龍一さん」と。
自然が奏でる音も取り入れて創作するその作風や、醸し出す佇まいが(宮城)先生に通ずるものがあると。
また別のお弟子さんは宮城さんの曲を映画のなかで子役の方が弾く際に演奏はその方がするということになったそうです。
宮城先生が付き添ってくださり、事前に映画会社にいって映画関係者の方の前で演奏したところ、「この子がいい」ということになり、その方は東映映画に出演することになったエピソードを披露してくださり、そのシーンがながれました。
「せっかっく選ばれたかわいい方がいらしたのに」と、申し訳なさそうにその方はおっしゃっていましたが、今もおきれいなその方は、映画のなかでとてもかわいらしかったです。
製作者の方たちは、吹き替えでなく、リアルを求めたくなったのでしょうし、イメージにもぴったりだったのでしょう。
そして、ラストの曲は合唱団や古典楽器、洋楽器も一体になり、圧巻でした。
宮城道雄さんの継承者とされる牧瀬裕理子さんの独奏は、まるで光を編んでいるかのようでした。
琴が生命を吹き込まれ、牧瀬さんと一体になり、奏でる音は、風であり、波であり、花であり、命そのもの。
宮城道雄さんの魂もその場に来てくださっている、と感じました。
筝曲会ですので、屏風や壁紙などのシンプルなセットだったことで、わたしはKIINAのステージを何度も思い起こしていました。
このシンプルで巨大な空間に、あの夢のような世界をゼロからつくっていたことに、あらためて感動していたのです。
もちろん多くのスタッフのおかげで成立していたのですが、それにしてもステージに立って歌うのは”氷川きよし”ただひとりなんですよね。
素晴らしいセット、照明、衣装、演奏、司会が支えてくださってはいますが、歌うのは自分ひとり。
この空間に夢の世界を構築し、輝きと愛あふれる歌唱とパフォーマンスで、満席の観客を魅了しつづけてきたKiinaはなんてすごいんだろう!
命を削って、1日24時間、ほぼすべてを””氷川きよし”にかけてくださっていたんだなあと、感じ入っていたのです。
そんなにもがんばって”氷川きよし”とともに生きてきたのだから、お休みはもう少し長くなるのかな?
その1週間後に、活動再開のおしらせがあるとは夢にも思わず、そんなことを考えたのです。
「きよしこの夜 Vol.22」のラストのKIINAからのメッセージも、今は笑顔でみることができます。
ちなみに「デイリースポーツ」さんの特別号が、飛ぶように売れていました。
その画像、そのときのブログにアップできていなかったので、今ここで!
あまりの売れ行きに、途中から1人2部までだったでしょうか? 急遽、部数制限をしたのですが、2日目の12月14日には完売してしまったのでした
このながれで、2022年の「きよしこの夜 Vol.22」の2日間のことを書いたこのブログの記事です。
よろしければ、お読み下さいませ!
それでは、またお会いできますように!