こんばんは!

今日は、上田正樹さんのライブにいってきました。

3月にはいったころだったでしょうか。

わたしの地元エリアで上田さんがライブを開催することを、劇場の会員になっているので、とどいたメルマガでしって、これはぜひ! と優先予約でチケットをとったのでした。

 

KIINAが、”正樹さん!”と、慕い、リスペクトされている上田さんのライブ、一度聴いてみたいと思っていたので、絶好の機会が訪れたことにわくわくしたのです。

上田さんは、KIINAがKii名義で作詩した「Never give up」の作曲・編曲をしてくださっていますが、KIINAが作詩することに背中を押してくださった方。

アルバム「Papillon」に収録されているこの曲ではラップで参加してくださっていますね。

後半に、付記しますが、2021 年に「うたコン」で夢の共演をされたこともありました。

 

さて、コンサートは満員御礼でした。

男性の観客が半数を超えていて、ムーディーなオールドファンから20代まで幅広いファン層に、さすが! と、まず思ったのです。

 

 

ラフに緩やかに歌っていらっしゃると思ったら、胸に突き刺さる大音量!

激しく、強く歌唱されるときの声量は、あのスレンダーな肉体のどこからでてくるのだろう?

と、圧倒されるばかり。

声量のこまやかな加減と神業のように鮮やかな抑揚で、ひとつの音が10にも100にも広がっていくような感覚でした。

スタイリッシュな曲から、メッセージソング、そして、大阪の生活を歌ったユーモラスでペーソスあふれる楽曲と、バラエティーな選曲を、上田さんの歌唱とバンドメンバー、Yoshie.Nさん、ゲストの金子マリさんのボーカルが豊かなものにしてくださっていました。

上田さんのお父様が合唱団に入っていらして、毎年、12月には京都のどこかしらで「第九」を歌うのを聴きにいってらしたのでしょうね。

そのエピソードをお話しされたあと、ブルースにアレンジした第九を歌ってくださったのですが、心にしみました。

KIINAともコラボしてくださった「悲しい色やね」は、もう1000回以上歌われた曲ですが、着地点がいつもちがうとおっしゃっいて、そのとき、上田さんの奥深さ、そしてライブの魅力というものをしみじみ感じたのです。

 

50年前のアルバム「ぼちぼちいこか」から「買い物にでもいきまへんか」、「みんなの願いはただひとつ」、そして、「あこがれの北新地」を歌ってくださったのですが、大阪の空気がつまっていて、大阪の街の人いきれが感じられたのです。

ああ、大阪いきたい! 大阪の街を気ままに歩きたい!

そんな思いにもなりました。

 

”音楽に国境はない。国境を超えて(聴く人の心に)とどく”

”ほんのわずかでも希望はあるでしょう。そこに向かって生きていく”

”負けない。絶対に負けない”

というようなこともおっしゃっていたかと思います。

 

燃える情熱と闘う意志、そしてあふれる愛とやさしさ。

KIINAはその歌声に、一瞬にして魅せられ、”惚れた”のでしょう。

心があたたかいものがいっぱいになり、”ようし!”と気力がますますみなぎってきたのでした。


まだ詳細は未発表とのことでしたが、能登半島地震の復興サポートソングも披露してくださいました。

陽の光、やさしい雨が降りそそぐような素敵な曲でした。

 

下記は上田さんの今後のツアーの予定です。

 

上田正樹「ぼちぼちBlues聴きに来たらええんちゃう2024」Tour!

 

 

「Never give up」はこちらから!

 

 

 

 

そして、上田さんと「うたコン」で共演されたときの、わたしが書いた記事です。

手前味噌ながら、これは、自分で読みかえしてじんときました。

ぜひ読んでみてくださいね。

 

 

このとき、上田さんと一緒に出演された堺敦生さん、Yoshie.Nさんが今日もご一緒。

50年を友にされた堺敦生さんのことを、”自分の全財産、自分にとって世界自然遺産”と紹介され、Yoshie.Nさんには、”歌っていてバックボーンがみえてくるんです”と。

録画、見返してみたいと思います。

 

先日の筝曲会のご報告がまだだったのですが、思いと感動は熱いうちに! と、今日のことを先に書かせていただきました~。
今回のライブのチケットをとる際、まさかこのライブのときに、KIINAの活動再開の嬉しい気持ちで参加できるとは思ってもいませんでした。

 

ほんとうに、今は何もかもが嬉しくてしかたありません!