大型連休も残り数時間、皆さん覚悟はできましたでしょうか?
本日もミミさんのお話をさせて頂きます。
前回少し書いたように、ミミさんのレスラー時代をリアルタイムで観た事が無かった私でありまして、当時から応援されていた方々には赤子同然の私のうんちくだと思いますが、我慢してお付き合いをお願いいたします。
前回も書きましたが、全日本女子プロレスの看板スターとなられたミミさんでしたが、ジェラシーからくるいじめはすざましく、ミミさんをかばおうとする人までコテンパンにされて、耐えきれず辞めていく人も出だし、ミミ
さんは心をいためるのであります。
ミミさんは、尾てい骨の一部を試合で欠けてしまい、医者からも欠けた骨が見つからず下手すると一生車椅子となるから引退勧告を告げられても現役を続け、盲腸でも手術をすると試合を休む事になり看板選手としての責任から、引退するまで薬でちらしながら試合を続け、ミミさんの映像を観ると、ほとんどの試合が何処か包帯を巻いておられる印象が強く、観ていて辛くなります、ミミさんのファンで試合を観にいくと、半殺しにされるミミさんを見て、あまりにも気分が悪くなってプロレス観戦を辞めたとブログに書かれているのを見た事があります、そのブログには「他の人達がミミはやられてなんぼや、ミミもっと又を開け!」等と楽しんでいたそうです、彼らはおそらく出来レースだととらえていたと思うのですが、裏には凄まじいイジメがあったわけです。
この頃の全女がほぼほぼガチだったという証として、若手の大会や試合、タイトルマッチ等にオーナーの松永ファミリー達は、試合を賭けて楽しんでいたというから凄い話です。
タイトルマッチもガチだったそうで、ミミさんにタイトルを取られた池下ユミなどは、タイトル戦で負けた事を不服として会社を辞めています、確かにカウントは微妙でしたが、判定を不服とする池下にミミさんが「再戦をして下さい」とお願いするとミミさんに「誰がやるか、どうせレフリーと組んでいるんでしょ」と言って辞めたそうで、ミミさん自身も、「え、勝ったの?」という感じだったそうで、レフリーはもっとうまくやらないと、ますますミミさんへの風当たりが強くなるのです、池下さんもさんざん頑張ってきた後輩に道を譲る気持ちがないのも残念です。
そのてんミミさんは引退式でも「後輩たちを応援してあげて下さい」とマイクで話されています、ミミさんとジャガー横田さんが後輩たちを潰そうとしなかったからこそ、クラッシュギャルズのブームにつながった事を忘れてはいけません。
この頃、初代タイガーマスクがミミさんとの対談で年間300試合ほぼガチで試合をして、空いている時間もほとんど練習している話を聞いて、「信じられない、体が壊れる」と驚いたそうです。
女子プロがガチだと言う噂が当時、新日本プロレスにも入ってきていたそうで一度、何かの企画で新日本プロレスの若手が全女と合同でトレーニングしたそうですが、あまりの練習のきつさに、あの新日本の若手たちがついてこれなかったそうです。
またこの頃はミミさんに対しての観客のセクハラ行為が凄まじかったそうで、観客がミミさんの水着に手を入れるのが当たり前のような日々、観客がミミさんに馬乗りになってセクハラ行為をしても、松永ファミリーは知らん顔をして止めようともしていなかったのに驚いた、とブログに書かれている人もいます。
またセクハラ行為をされるミミさんを止めようとした新人レスラーが触られ号泣しているのを見て「私にするのは仕方ないけど、それを止めようとした10代の子迄触るのは可哀そう、号泣する姿にもらい泣きしました」と話されています。
先輩のイジメがひどい世界でミミさんが怒った姿は見た事が無い、後輩にも敬語で話していたと、当時の後輩たちがファンの集いで話されていました。ミミさんはトップに立ち後輩をイジメない世界にしようと決断します。そして「後輩たちに私達が引退しても後輩たちをいじめてはいかんよ」と話されていたそうですが、結局はミミさんが引退してすぐイジメは復活し今も続いている事を悲しんでおられます。
また試合中、水着の紐が切られて、ガムテープで貼って試合を続けたりと、凄いプロ根性のミミさん。
私が所持しているミミさんのDVDではほとんどが、ヒールとの対戦で観ていて辛くなるのですが、一番のベストマッチはジャガー横田さんとのシングルマッチです、ジャガーさんとの対戦は何度かありますが、比較的後半のノーテレビマッチの試合です、ジャガーさんとの若いころの試合ではミミさんも遠慮しているように見え、名勝負という感じではなかったのですが、この試合は一進一退の攻防が続きヒール相手では使わせて
貰えないような、大技のオンパレードです、ミミさんもジャガーのような選手と試合をすれば、こんな凄い試合を出来るのに気の毒になりました。
ジャガーさんはミミさんと同期でやはり先輩から嫌がらせをうけたそうです、ジャガーさんの場合は態度がでかいという理由だったのが少し笑えます。
ジャガーさんはミミさんがいじめられている時もいつも助けてくれたそうで、もしジャガーがいなければミミさんはどうなっていたか、考えるだけでゾッとしてしまいます。
体は小さいけど技の切れは素晴らしく、一見後輩に厳しそうですが、ミミさんのイジメ廃絶に賛同してくれていたようです。
二人は今でも親友な事もあり、この試合は嫌な気持ちで観なくてよくて、ジャガーもミミさんの技をしっかり受けてくれて、安心してみれて、試合終了後少しうるっときてしまいました。
ジャガーさんとミミさんの友情は今も続き、今でこそテレビでブレイクしたジャガーさんですが、ジャガーさんが引退した時は、仕事も貯金も無くなり、途方に暮れた時、真っ先にミミさんに相談して、ミミさんの個人事務所に受け入れてもらい仕事をされていたそうです、ただミュージカルやアクション等のプロレス以外の仕事は難しく1年ももたなかったとジャガーさんは自伝に書かれています。
このジャガーさんとの試合はテレビ中継されていませんが、個人撮影
の、映像で観ました。
私はよく若いころ男性のプロレスを観にいきましたが、田舎だと手抜き
が目立ちましたが、全女はいかんせんガチが主流のせいもあり、この試合のようにテレビ中継無しでもハードな試合をする姿に逆に心配になってしまいます。
それでは今回はこのへんで・・・ご視聴ありがとうございました。





