目標は高すぎないほうがいい。とりあえず達成できそうな目標を立てて、それが達成できたら、また低めの達成できそうな目標を立てて、、、という方法をスモールステップ法という。

 

 英語の学習でまだ初心者だったころ(センターで半分も得点できないレベル)、英語を日本語と同じように操れるようになりたいと思っていた。大学卒業しても、英語力はTOEICでいえば300点台、英検2級はおろか3級にも受からないようなレベルだったが、その頃も、ヘミングウェイやシェイクスピアを読みこなしてみたいという、無謀な夢を抱いていた。


 その頃、もし、今TOEIC300点台だから、400点台を目指そう、400点取れたら次は500点目指そう、という風に、他人からどう見えてもいいから、少しずつ達成できそうな目標をたててそこに向かっていたら、僕の苦労ももっと少なかったんじゃないかと思う。大きな夢を持つことはいいけれど、それが足かせになって前進できなければ意味がない。そして世の中が求めるものは、その実力だ。


 今の僕の目標。40歳までに。


 センターで、国語、英語、数学、日本史、世界史、地理、化学、物理、生物、で9割取れるようになること。


 坂の上の雲、竜馬がゆくを読み切ること。


 TOEIC900点以上、英検1級。


 こんなところか。


 これくらいができるようになれば正直十分だよ。

 


 私の現在の英語の実力は、英検準1級、TOEIC890、工業英検2級である。


 ここまで来るまでに60冊くらいは、参考書を8割がたはやった、と書いた。


 実際には、これの3倍くらいの書籍を買っていると思うから、おおざっぱにいて、200冊くらい分くらいは、英語に費やしたことになる。一冊2000円とすれば、40万くらいはかけたということになるのだ。


 中学や高校時代の塾・予備校、進研ゼミ、などを合わせれば、合計で英語分だけで100万円くらいになるかもしれない。


 私は、大学生時代、英検2級にも受からなかったし、TOEICは300点台だったと思う。


 社会的地位を少し高めてくれるレベルまで英語を身につけるだけでも100万円近くかかっているのは脅威の事実だと思う。


 散歩道の途中、英語力と日本人というようなことを考えていた。


 少なくとも英語を職業とする日本人でない場合、センター9割=学歴、TOEIC900点というのは、それなりの社会的地位を獲得する上で有利に働くことは間違いない。しかし、そのレベルでアドバンテージを得るには英語だけではどうにもならない。


 よくネイティブ並みの英語力というが、ネイティブ並の英語力が本当にあれば、仕事には困らないはずだ。つまり、TOEIC900点だの、英検1級だのは、ネィテイブ並からは遠く離れている。


 英語を職業にする人は、英検1級などというレベルの数倍も勉強しなければ役に立たない。ほとんどの日本人は、そんな時間はない。しかし、センター9割や、TOEIC900点は、努力で間違いなく到達できるレベルである。誰でもできる。


 初学者は、夢をみがちだが、ネイティブ並の英語力など普通身につかないし、身につけた日本人がいるのかどうかも疑わしい。せいぜい、同じ日本人から賞賛される程度の英語力なら身につくというのが関の山ではないだろうか。