11月16日。
備後のたび、3日目です。

この日は、尾道のお寺さん巡り。
詳しいお寺情報は割愛、私の備忘録ということで記します。


ホテルをチェックアウトして、しかし車は駐車場に残して、駅前からバスに乗ります。





バスを降りてから、JRの線路を潜って、そこからぐんぐんのぼります。




階段、階段。

そして、
天寧寺。





禅寺です。






本堂でお参り、五百羅漢堂へ。







立派な組ものの三重塔。




塔の横を回って階段を昇ってゆきます。




眼下遥かに尾道の町がひろがります。




画家平山郁夫がここでスケッチをしています。
平山郁夫は、すぐ対岸の生口島の出身の画家です。
 










階段を降りて、ロープウェイに乗ります。
このロープウェイが、なかなかな急勾配、下は千尋の谷かと思うような深さ。
車内は満員で、立錐の余地もないのでは、とは大袈裟ですが、ピーコ(私のスマホの名前てす)を取り出す余裕もなく、どのくらいの重量かしらん、落ちたらどうしよう、なんて要らぬ心配したりして。
足元は絶景でしたが。



ロープウェイを降りて、千光寺公園の展望台。



先程の天寧寺三重塔の上より更に高い。




この日は、曇り空。
私は曇天というのが割と好きなのですが、やはり見晴らし、という点においては残念でした。




それでも、ちょっと色調が沈んだ雰囲気の曇りもまた、風情があると思ってしまう。





尾道の海、島々が迫る港町。






文学のこみちを通って千光寺へ。
尾道ゆかりの文学者の碑が、山道のような曲がりくねった坂道段々の至る所に散在します。




足もと悪いです。
転ばないよう要注意。







文学のこみちが終わると千光寺、ここでお参りします。
大宝山権現院千光寺、真言宗。






舞台が張り出した客殿。



ご本尊は千手観音さま。
お会いできないのが残念。
赤い欄干がちらりと写っていますが、ここは下の町から見上げると赤いこの本堂や鐘楼が美しく映えるのです。




再びロープウェイに乗り、坂道の迷路の中へ。
ひたすら町のなかを歩きます。
坂道、段々、細い路地のような道、そしてあちこちに小さなお寺さんがあります。




表示を見ながら、地図を見ながら進みましたが、小さな階段や路地が続き、なかなかハードです。



西國寺に着きました。
摩尼山総持院西國寺、真言宗のお寺さんです。





かなり広い伽藍ですが、人がいない。
がらんとしています。
(あ、シャレではござらぬ。)







お大師さんと言えばお不動さん。




ここにも三重塔が。
しかし周りには柵が巡らされて、近づけませんでした。




仁王門から中を振り返って。




割と広い参道をまたJRの線路の方まで歩きます。



線路脇を通り、図書館の脇の坂道をのぼります。



転法輪山大乗院浄土寺。



この本堂と、下の多宝塔は国宝です。






歩き回るのにかなり疲れて、お寺さんのお写真が少なく、一気にまとめてしまいましたが、今回巡ったお寺さんは全て観音さまの霊場です。


逝ってしまった人たちに安寧を、この世に留まる人たちに平和を。