2024年10月13日 (日) 11:06 (二週間前)
千葉県夷隅郡大多喜町葛藤(くずふじ)
養老渓谷駅を降り立ち、県道を歩いて来た私は約11年ぶりにこの隧道と向き合いました。

変わらす扁額には「向山トンネル 昭和45年3月竣工」とあります。

入洞致しました。
こちら側からは正面に出口では無い「灯り」が見えていると思ったのですが、
閉塞してしまったのか? 暗くて、素掘りコンクリート吹き付け構造の隧道の暗闇にビビる。

速足で進むと、洞床のサミットの向こうに出口が見えてきました...。

「灯り」は午前中来訪の影響で、日が陰っていた為に暗く見えただけで閉塞していませんでした。
下り坂を進み、隧道を脱出致します。

抗口を振り返りました。上り坂の向こう側で、勾配が急変化していく洞内の照明が印象的です。

朱入りの扁額は「共榮トンネル 昭和45年3月竣工」とあり、入口の名称と異なっています。
以前来訪時は無かった、近隣にあった掲示からこの隧道の謎が見えてきた気が致しました。
それらの掲示に感謝しつつ、そのプロフィールを一部この場でご紹介させて頂きます
【共榮・向山トンネル】
新旧2階建ての構造を有する。以前は普通の素掘りのトンネルであり、西側の上にある出口が使用されていたが、
接続道路への利便性向上の為、トンネルの途中から洞床を深く掘削して下の出口(上の写真)が新たに完成した。
上の出口も埋め戻されず残った事から、西側に2つの出口が存在する不思議なトンネルとなった。

こちら側の抗口付近に、初来訪時は可愛いワンちゃんがいたのですが、いませんでいた(>_<)...。

「共栄橋」を渡りましょう。

欄干から上流側を見ると養老川の清流がキラキラと輝いていて、

下流側には前回は看過してしまった遊歩道がありました。

今回はこの道を進みましょう!

養老川が至近距離で穏やかに流れています。

程なくして川を渡る事が出来る「橋?」が見えてきました。

早速渡ってみますが、少々、否かなり心細いかも...。

何とか渡り切ったところで、

清流に触れてみます。ご当地の水源にもなっている水は、思ったよりも暖かかったです。

さぁ、右岸を先に進みましょう。

すると左側向こう側に、このような景色が見えてきました。

向かって左から右に養老川が流れていて、それに交差する向こう側からも流れが来ています。

この不思議な景色に暫く魅入ってしまいました。
【弘文洞跡】
約140年前の明治初期、耕地開拓の為に養老川の支流である夕木川 (別名: 蕪来川) を川まわし (河川の曲流を
短絡する工事) が人工的に行われ、河川の直線化を行った際に造られた。以前は左右の稜線に道がが繋がって
おり、川はその下の「隧道」を潜っていたが、45年程前に上部が崩落してしまい現在の地形になった。
崩落前の写真や名称の由来は町のホームページからご覧頂く事が出来ます。でもこの写真もうちょっと上のほうもさ...
弘文洞跡/大多喜町公式ホームページ

この遊歩道(中瀬遊歩道)はこの先も本来観音橋方面に続いているのですが、
ご当地を襲った水害の影響により封鎖されてしまっていました。

道を引き返しましょう。

もみじは青々としており紅葉前でしたね。

ああ゛
あそこを再び渡って戻らねばならぬのだった...。

ご当地の寸断された橋梁、遊歩道、そして近隣の皆様が水害を克服されて再び元気いっぱいになれますように。

お宿に戻ります。
つづく