養老渓谷駅を目指すのだ (2024年 4月の旅) | たかブログ

たかブログ

初めまして。日常から過去の経験談まで、不定期ですが、更新したいと思います。どうか、ご覧ください。

2024年 4月21日 (日)  11:13 (3週間前)

千葉県夷隅郡大多喜町筒森

湖畔のお宿を後に国道465号線沿いを歩いて1時間余り、佇む隧道を越えた先には…。

 

路肩が極小となり、車でも交互通行が難しい道幅になってしまいましたが、

約11年前に来た事のある、見覚えのある懐かしい景色が在りました。

 

そうだよここだよ!

しかし、当時感動した蛙の声が賑やかで美しかった田園地帯は耕作を辞めてしまっており、

バイパス工事の準備でしょうか、奥の方には盛り土工事が進められていましたね…。

 

この看板にも見覚えあり!

 

新しくなって「歩ましょう」ではなくなっていました。

もみじ谷に行ってみたかったのだけど、足が文句を言い始めていたので通過致します。ごめんなさい。

 

看板を過ぎた辺りから広い道が復活してくれました。

 

沿道に咲く花々や、

 

道端のタンポポを眺めつつ歩くと…。

 

新筒森トンネルが見えてきました。

この付近には、並行する筒森隧道素掘り隧道群がある事を知っていますが、

前回充分に恐怖感を堪能させて頂いたので、そこには参りませんでした。

 

トンネルを出るともみじの若葉達に出迎えられ、

 

下り勾配を道は進んでいきました。

 

車が去った後の、ご当地の静けさと和み感は格別であると感じられ、

空気の美味しさや、ウグイスの声と右側の遥か下に流れる清流の音に癒されます。

 

この橋は、見覚えのある「奥養老橋」ですね!

 

欄干から向かって右側の崖に滝が流れていたのだけど、この日はそれが見られず…。

 

橋からの渓谷を眺めます。この地が懸崖境と呼ばれている事を、帰宅後知りました。

 

この後2カ所のトンネルを超え坂道を下りて行ったのですが、

その先にあった、寄り道したかった隧道をうっかり通り過ぎてしまいます…。

戻ろうかなと一瞬迷いましたが、両足が更に文句を言い始めていたので直進致します。

 

「養老渓谷駅 2.0km」!

 

でも、11年前、メタボ体重を気にしながら渡ったは白鳥橋「通行止」ですと…。

 

駅迄の道はこの経路のみなのか…。進もう!

 

かなりの急坂を顎あげながら振り返ると、今登って来た道の遥か向こうに観音橋が見えました。

自分の方向感覚に対して少々不安感を覚えていましたが、

 

正面には小湊鐵道の踏切が見えてきて、線路を渡ります。間違っていなかったのだ。

 

駅が近いと思えない程静かで、そして美しい道を堪能しつつ、

 

ようやく養老渓谷駅に到着致しました。

シニアの皆様が歌い踊るイベントのようなものが行われていて、そのあまりの元気さに圧倒され、逃げます。

 

目標到達時間に間に合う!

もし隧道に寄り道していたなら、帰りが遅くなっていたね。

ホームに入ると、以前居た猫ちゃん達は、居なかったよ…。…。…。

 

列車がやってきます。単行車連結3両編成で、最後尾車両は「貸し切り」でした…。

 

キハ200形(211)、日本車輌製、1975(昭和50年)製、来年で誕生半世紀を迎える車両ですね!

 

2両目後方の、妻面に位置する席が空いていたので座ります。

 

この駅の向かい側のホームはもう利用されていないのでしょう。

軌道の向こうに、緑や花々に囲まれていました。

 

駅での乗車券は対面手販売でした。

一万円札しか無くて、優しいご婦人スタッフ様に恐縮しながら購入した券を眺めつつ、

 

列車がゆっくりと発車致します。

 

駅前のお店で頂いたカレーパンを昼食として頂きました。

停車駅案内は車掌さんの生アナウンスです。

車掌さんは途中駅での乗降客への検札対応等も、ホームに降りたり車両を行き来したりして、ご対応されておられました。

 

2日連続で、路線の異なる気動車に乗る事が出来たね。

車端に乗車したせいもあり、曲線やレール継ぎ目通過時の振動と走行音が大きく感じられ、

反面エンジン音は静かであり、「スーッ」と停車する乗り心地は良いと思われました。

 

「上総中野-五井」のサボを楽しみつつ、魅力いっぱいのこの地を後に致します。

 

【歩行記録】

     9,439 歩 (約   5.7 km)

   25,005 歩 (約 15.3 km)

 計 34,444 歩   (約 21.0 km)

 

この付近にお伺いさせて頂いたのは2回目。

新たな発見もあり、行けなかった場所もあり、是非再来訪させて頂きたいと思いました。

どうもありがとうございました!

 

2024年 4月の旅 -完-