ロジカルなシンキング( ￣▽￣)

昨日は、なんとワタクシ…

ビジネススクールの『ロジカルシンキングコース』基礎

って講座に参加しました

私は数学が専門で、数学って論理的思考の極みみたいな学問だから、その悪い癖が知らぬうちに滲み出てしまうみたいで

理屈っぼい変な奴

って言われることもしばしば。そして何より、常にロジカルに考えてる割りには、世渡りは酷く下手…

だって世の中、論理なんて通用しない場面が殆どですもん直感や情、お金、権力の前には論理的思考なんて無力に等しい…ってのは言い過ぎかもだけど、こういうことを大学卒業して世の中に出て学ぶのよね、理系の人間って

ところで、ビジネススクールの人気科目に『ロジカルシンキング』っていうのがあるそうで。ビジネススクールって、商売に役立つ実学を勉強するところでしょ。それでもってロジカルシンキングっていうのは、論理的思考っていうような意味よね。商売って論理的に思考より、人脈とか長年の勘とかが役に立つって思っていたんだけど

そんなとき、区が主催する講座で格安にロジカルシンキングのエッセンスを学べることを知って

「これは…私、使える人材になるかもよ？」

って思って講座に応募したんです

さて、この講座は朝10時から夕方5時半という長丁場だったけど、グループワークあり、演習ありで、それほど長くは感じなかったなぁ。面白かったのは、例えば

「日本の卵の年間消費量は大体どれくらいか？」

っていうような問題なんだけど、

「そんなん知るか」

っていうのは失格で、自分の経験から論理的に推論して大体の金額を出すというのがビジネスマンらしいわ(笑)

多分、日本人って卵焼きとか目玉焼き、玉子とじ、オムレツ…また卵って何気に料理に使われるから、平均して一日1個と考えて、1年365日、日本の人口1億2千万として、

1(個/人,1日）×365(日）×1億2千万(人）=438億 個   

…っていう大まかな計算をしてみることが大切なんだって。これは、ざっくりした値だから一桁違わなければ ヨシとするんだけど、こんな計算で大体ヨシっていうのが意外だったわ   

ただ、この問題を家に帰って娘に出してみたら、一日の平均の卵消費量を

「3個かな」

って即答したのね(笑)だから、娘が計算したら一桁ズレちゃったという

こういう、儲けの見積もりを仮説でいいからざっくり出せるっていうのはやはり商売には重要だと思ったわ。似たような論法で、コンビニの一ヶ月の売上や居酒屋の売上も概算出来るから、色々と計算して結構面白かったなぁ

ただ、

掛け算、

一人あたりいくらとか割り算、

簡単な数式

が出て来た途端に受講生の多くから

「意味わかりません」

って質問続出で、いかに基礎的な数学の素養が生活に必要で、それにも関わらず多くの社会人が簡単な計算式が出てきた途端にドーっと崩れるのかを目の当たりにしたわ…

結局、大方の人は内容は大体理解できるけど数式の部分がダメなのかなあと思ったんですね。

しかし待てよ…これって数学を教えるプロにとってはビジネスチャンスではないかな商売や生活に必要な数学を集めたやさしい社会人向けの講座って、需要あるんじゃないか？って。知ってるか知らないかで、商売の行方が全然変わるってことだから。

ってことで、調子にのってまた同じビジネススクールの『マーケティングの基礎コース』も申し込んでしまいました(…だって安いんだもの）

いつも教える側でしたけど、何か新しいことを学ぶと、思いもよらぬ大きな収穫が得られると思った一日でした