『出会ったことのない人のおかげで』
いつも「さんきゅー」を応援いただきありがとうございます。
2016年も残りわずかとなりました。街はすっかりクリスマス、そして、お正月モードですね。
一年を振り返り、お世話になった人達を思い出して、感謝する時期でもあります。
皆さんにとって今年はどんな年でしたか?
さて、先日、母親と2人でお墓まいりに行きました。
いつもの両親のお墓ではなく、私の祖母の実家のお墓に…。
祖母の実家のお墓、私にとっては曽祖父。実は、産まれてはじめての場所でした。
母親が嫁いだ後、祖母から聞いた曽祖父の話…。
田舎から養子にきたこと、京都の伏見で印刷会社を立ち上げ、晩年は議員をしたことがあるなどなど、全く知らないことばかり…。
私の知らない曽祖父の存在があって、今の自分がいるんだなぁ~と。
そんな先祖の話を聞いて、ふと、ある本に書かれている物語を思い出しました。
「海軍のエリートパイロットだったチャールズ氏。ベトナム戦争で撃墜され、パラシュートで脱出しました。
その後、戦争が終わり、無事に帰還。
妻と二人でレストランに行くと見知らぬ男に声をかけられました。
『あんたチャールズじゃないか!撃墜されたんじゃなかったのか?』
『いったい、なぜそんな事を知っているんだ?』
『あの時、おれがあんたのパラシュートを詰めたんだよ。どうやらちゃんと開いたようだな!』
エリートパイロットは、決して知ることのないパラシュートを折りたたみ詰め込む人。
しかし、間違いなく、彼の命を救ったパラシュート。
そのパラシュートを詰めた人が、自分を助けてくれた事を、この時、彼は知りました。
チャールズ氏は言います。
人は皆、気づかないうちに誰かに様々なパラシュートを詰めてもらっている。」
私達は、出会った人々だけでなく、知らない誰かの存在、応援や思いのおかげで今があります。
私の曽祖父、この方が存在しなければ、私は生まれていないのに…
考えたこともありませんでした。
皆さんは、どんな人たちのおかげで今があるのでしょうか?
誰にどんなパラシュートを詰めてもらいましたか?
今のさんきゅーがあるのは、みなさんの応援のお陰です。
さんきゅーの仲間たちと、そんな支えてくださる人達に、
『今年もありがとう!』 と言って、一年間を締めくくりたいと思いました。
一年間、ありがとうございました。
株式会社さんきゅー 代表取締役 長井正樹