『天地自然の理…』
いつも、さんきゅーを応援して頂きありがとうございます。
はやいもので2016年もあと1か月と少し…。
寒くなりインフルエンザ等が流行る時期です。
体調にはくれぐれもご注意ください。
さて、アメリカのトランプ大統領が就任し、世界はますます変化していくように感じます。
日本でも、今までの価値観が崩れて「今後、どうなるのか?」と混乱する方が増えるかもしれません。
しかし、そんな変化の時代こそ、当たり前のことに目を向けるタイミングなのかもと感じます。
先日、仕事で訪れた天理市で、天理教本部を案内して頂く機会がありました。
私自身は代々仏教徒の家系ですが、小さな頃にこの場所に訪れた記憶が蘇りました。
天理教の歴史や様々な話を聞きながら、ぐるっと本部を一周する間に沢山の信者さんの方々に出会います。
皆さんキッチリと挨拶をされて、廊下や壁、柱を磨いています。
庭も植木も手入れが行き届き、本当に美しい環境が…。
一代で世界の家電メーカーを作り上げた経営の神様、松下幸之助が、昭和7年(1932年)3月、天理教本部を視察に行き、この風景に衝撃を受けたと言います。
「物欲を満たせるわけでもないのに、信者たちはあんなに一生懸命奉仕活動をしてい
る。『給料をもらえる』とか『偉くなれる』といった『欲』ではなく、本当の意味の
『生きがい』が彼らの支えなんだろうな…。」
その後、松下電器の目指すべき水道哲学の社会的使命を悟ったと…。
松下幸之助は 「企業経営に発展の秘訣があるとすれば?」と聞かれると、
「事業というものは天地自然の理に従って行えば、必ず成功します。」
「天地自然の理というと硬くなるが、すなわち当たり前のことを日々やっていくということです。
それを着実に実行していくならば、仕事は、もともと成功するようになっています。
言いかえると、雨が降れば傘をさすということです。」と。
激動の時代、本当に大切にしなければならないのは、このような当たり前のことかもしれません。
挨拶をする。靴をそろえる。ゴミをひろう。掃除をする。家族や友人、仲間たちに優しくする…などなど。
2016年もあと1カ月と少し…さんきゅーの仲間たちと、当たり前のことを大切に、一生懸命に日々の仕事を積み重ねていきたいと思いました。
今月もありがとうございました。
株式会社さんきゅー 代表取締役 長井正樹