わんころのんのブログ -14ページ目
ぽつん と独り孤独で寂しいのだろうか
ここは自分の居場所ではない
そう思うだろうか
なにくそ と単身で勇敢な挑戦をしているのだろうか
ここは運命を切り開く開拓地
そう思うだろうか
なぜだ と運命を嘆き悲観しているのだろうか
ここは望まぬ流浪の果て
そう思うだろうか
ふんわりとした
柔らかな緑の絨毯に降り立った
一つ種は何を思うだろうか
同じ種であれば、いずれ競い合う仲になる
それには一定の距離が必要だ
異なる種であれば、共生の道を見出す
それには互いの助けが必要だ
だが
周囲は種の何を知るだろうか
種の大木となる未来を解するだろうか
種よ
所与の利を見出し給え
そしてその息吹よ、孤高であれ
土地神が治めし杜に
数々の想いや祈りが凝集してゆく
その濃厚な言霊の原液を一滴
薄藍の澄んだ空に落とす
瞬く間に風が空一面に広げゆき
辺りは絶妙な階調に彩られる
落葉の季節深まり
橙や赤茶に染まった木々は
風のリズムに合わせて葉を解き放つ
舞い上がった暖色の落葉たちは
気まぐれな風に身を委ね
導かれた地で幾重にも身を寄せ合う
優しく そっと 重なり合った落葉たちは
時折、かさかさと風に揺らされながら
柔らかな光に照らされ
新たな命を育む暖かい苗床となる
次第に
林間は澄んだ空気と天高い陽射しに満ちてゆく
静かな堂の傍らに
橙に灯る躑躅が一株
その小さな枝葉たちに誘われ
深く引き込まれた
一面暖色の鮮やかな世界
可憐な華を思わせる その艶やかさ
柔らかな夕陽を思わせる その優しさ
凡庸質素な低木の
一葉 一葉に美しさが宿る
無我夢中に
振り乱すように貪欲に
休むことなく確実に
気付かぬ間にも着実に
形振り構わず這いつくばり
メリメリと爪を立て大地を掴む
さらけ出した容姿のみが
過ごした月日の理ではない
土中に隠れた在り様が
生きる力の本質
悠久の営みが創る
荒々しき強さの証

