わんころのんのブログ -13ページ目

軟化する石柱


軟化する石柱


路面の窪にできた
残り雨の水鏡

そこに映し出される世界では
いかなる硬度も脆く
頑なさは儚く無力

乾いた心を湧水で潤わせ
穏やかに澄み置けば

そこに映し出される世界もまた
硬化とは無縁の世界

全てを軟化する
深く瑠璃色に光る
純水無垢な心

ざわめく

ざわめく


寒さに身体を丸めうつむきながら歩く街角で
枝が葉を揺らす音にふと立ち止まる

風に誘われて見上げた大木に
優しい木漏れ陽の中で
必死にしがみついて遊んだ
小さな頃の絵を重ねる

毎日 毎日 僕は大木の高みに向かい
遠くまで見渡せる風の通る道を探した
枝葉はいつでも僕を包み込むように
優しく手を差し伸べてくれていた


あの頃の香りとざわめきに微笑み
記憶の回廊を後に
僕はまたゆっくりと歩きだす

茜絵


茜絵



燃えるような黄昏の世界に
映し出される幾つもの影絵


その中に
うっすらと浮かんだ横顔と
揺れる後ろ髪を見つける

風に揺られる可憐な仕草に
心まで茜に色付く

きのねの、、、ね

きのねのね。


あのね、
きのねのね、
かたちがね、
ぐぃーんて なっててね、
つるつるなんだけど、
からからなの

でね、
ぽつん てしてて
きがないんだけどね
でもね、おちばとか、ちいさなむしさんの
おうちなの

どうしておれちゃったのかなぁ・・・
おとなりのきと
けんかしちゃったのかな?
おじいさんだからかな?

でもさぁ、ここにいて
よかったね

輝ける時


輝ける時


種 異なれど
同じ里山に根付くものとして


互いに侵すことなく
共生できる距離を保ち


全体として
個体として
それぞれが息付く


茜の落陽を受け
照らされてる者だけが美しいわけではない


瞳に映る全てが

瞬間瞬間で異なる輝きを放ち

時は常に美しさに満ちている