太陽の光がご馳走
先日冷蔵庫に入れておいた
トマトと茄子とトウモロコシの種
あらかじめ湿らしておいた
こちらのトレーへ植え付け
一粒ずつ丁寧に植え付けていく
電気毛布の上にシートを敷いた温床
これらの夏野菜は発芽するのに
30度前後温度が必要
土が乾かない様に覆いをかぶせておく
冷蔵庫から温床へ
寒さから暖かさへ
春が来た〜、と
種が覚醒して
芽が出やすくなる
私のいつものおやつ
甘夏とホット麦茶
先日書いた
貧しい地域の子供達が
何故あんなに喜んでいられるか
作業をしながらずっと考えていたら
ふとある思い出を思い出した
我が家の忘れられない思い出
昔家族で南アルプスを登った時
重たいけどグレープフルーツを
幾つか背負って行った
汗を沢山かきながら
5時間ひたすら急な登り
やっと山頂にたどり着いた時
素晴らしい絶景を眺めながら
食べたグレープフルーツの味
忘れられない
カラカラの喉と
クタクタの身体に
グレープフルーツが
たまらなく美味しくしみる
こんな美味しいもの食べた事ない
未だあれを超えた味は無い!
どんな高価な果物やデザートにも勝る
登らないと、背負わないと
味わえない美味しさ
そう言えば
どなたかが言っていた事
幸福感とは
トイレに行きたい行きたい、
と我慢して
やっと行けた時の事
なぬ〜
そう言われてみれば〜
ぐ〜、と我慢して
我慢から解放された時に味わう
ホッとした感覚
あ〜良かった〜、と思う感覚
私は専門家では無いから
わからないけど、
もしかして
もっとシンプルな事に
深い満足感を見出す様に
人間は出来ているのでは?
我慢して苦労して
やっと手に入れる事で
深い満足を得る様に
人は造られているのでは?
我慢と解放感を日頃から感じる事
その方が実は人間にとって
もっと適した環境なのでは、と
飽食の時代の日本
食べたい物を食べたいだけ
お腹一杯にいつでも食べれる
しょっ中簡単に
大満足を味わっている
それによって、もしかして
何処か神経回路が
麻痺してしまっているのでは?
それによって
満足感が精神の深い所まで
響きにくくなっているのでは?
本来はもっとシンプルな事で
深い満足感を味わえれる様に
人間は造られているのでは?
貧しい国々の子供達が
あんなに楽しそうな要因は
それだけでは無いはずだけど
あの山でのグレープフルーツ
本当忘れられない味
色々あって
考えさせられる今日この頃
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