隠すものがないから。
先日の記事に、Yさんのコメント。
> しっかりしてるふり。
> やっちゃってます。
> だから疲れるんですね〜。
> 最近、素の自分を少しずつ出すようになり、
> 職場でやらかすことが少し増えた気がします(笑)
> その瞬間は穴があったら入りたい!くらいですが、
> その場の同僚と一緒に笑った分、
> 少しずつ気が楽になってます。
Yさん、少しずつ受け容れられてますね。
では、後押しを。
今日、スタバでね。
フリーターのKちゃん。
いつも大きな声で挨拶。
声が高いし、よくとおる。
Kちゃんひとりで。
店中にひびきわたる。
観てるだけで、元気に。
そのKちゃんにね。
ドリンクをつくってもらったの。
持参のマイタンブラーでね。
涼しそうでしょ。
この夏のお気に入り。
何度かスタバで。
半数ぐらいの店員さんは、
「これ、沖縄の?」
そうそう、琉球ガラス。
500mlだから、グランデもOK。
スタバで大活躍。
けど、Kちゃんは違う。
「わー、きれい。」
ありがとう。
青が好きなの。
「これって、あれですよね。」
そうそう、琉球・・・
「し、し・・・。」
「し」?
「ああ、ド忘れしちゃった。」
ガラス工芸の産地と言えば?
江戸切子、肥前びーどろ、ああ、小樽も。
「し」で始まる産地って・・・。
「ほら、有名な焼き物の。」
焼き物?
ガラスだから、これ。
「ああ、思い出した。」
何なに?
「『信楽焼』ですよね。」
・・・。
「あれ、違いました?」
「違いました?」って。
どこから、そんな自信が。
エドワード・エルガーもびっくりの「威風堂々」。
Kちゃん、マジなんだよね。
スゴくない?
大人になるとね。
全力で空振りできないから。
コワすぎて。
これ、『琉球ガラス』って言ってね。
沖縄の名産品なんだ。
「あっ、信楽焼じゃなかったんですね。」
ガラスだから。
「実は、信楽焼しか知らないんですよ。」
えっ。
「とりあえず、知ってる名前、言っておきました。」
真顔で言われても。
「あっ、知ったかぶりしてるの、バレました?」
「バレました?」って。
隠そうとしてたの。
「知ったかぶり」っていう次元じゃないけど。
「はい、ドリンクお待たせしました~。」
「おいしくしときました。」
・・・ああ、ありがとう。
もうね。
「参りました」でしょ。
いつも元気な声で挨拶されてね。
『琉球ガラス』みて、「信楽焼ですか?」って。
真顔で言われたら。
ファンになるしかないよね?
先日の記事の引用。
> 認めた時からあなたのうっかりは
> 人に愛されるようになりますよ
ほら、Yさん。
Kちゃん、愛されてるでしょ。
「うっかり」を置き換えれば。
コンプレックス全般に使えるでしょ。
自分を認めまくってるから。
どこまで自己肯定感、高いんだよって。
Kちゃんに元気がもらえるのはね。
声が大きくて、いつもニコニコしてるからだと。
たしかに。
それもある。
けど、自分を認めているエネルギーかもって。
軽やかな気がめぐりまくってるんだよ。
お手本を見せてくれてるのかもね。
ほら、これでも愛されるよって。
いや、これだから愛されるんだと。
スタバ、恐るべし。
パートナーさんの多様性がハンパない。
店長さんは、真面目で誠実。
かと思えば、Kちゃんを放し飼い。
はらたいらばかりではね。
『クイズダービー』は成り立たない。
篠沢教授がいてこそのバラエティー。
ということで。
夏のスタバは、『信楽焼』で。
あなたも、いかが?