アドバイスしないから。
『ボーッと観る会』、昼の部。
今日は、感覚による相性チェック。
まず、いま考えられる最もハッピーな状態をイメージ。
その身体感覚をチェック。
胸が広がるとか。
こめかみがゆるむとか。
その「幸せ感覚」をキープしたまま。
相性をチェックしたい対象に意識を向ける。
まずは、部屋にあるもので。
意識を向ける。
ああ、目の焦点は合わさないでね。
思考が働くから。
意識を合わせた瞬間、すぐに反応が。
「幸せ感覚」がキープもしくは増強されるのが、相性グッド。
崩れてしまうのが、相性いまいち。
私は、これで。
スーパーで買い物を。
次に、近々購入を検討しているモノ。
最後に、人で。
好きな人、3人。
苦手な人、3人。
どちらでもない人、3人。
計9名をピックアップ。
ひとりずつ順番にイメージ。
「幸せ感覚」、どうなる?
これ、私もやったの。
苦手だと思ってた人が、そうでもなかったり。
好きだと思ってた人も、そうでもなかったり。
カラダに訊くとね。
アタマで考えてるのとは、異なる結果に。
「いつもお世話になってるから」とか。
条件がつかないからね、カラダは。
また、日々、私自身も変化してるからね。
「最新バージョン」ってことだね。
やってみて、いかが。
山形のYさんは?
「好きな人が意外でした。」
ほー。
「自分の中で、ランキングをつけてたんですが。」
ですが?
「好きな人1位は、『幸せ感覚』が強くなります。」
ぶっちぎりだね。
「けど、2位と3位の人は。」
人は?
「残念な感覚になるんですよね。」
あら。
「お世話になってるし、いい人なはずなんですが。」
「はず」が出る時点で、アタマかもね。
「で、自分で考えてみたんです。」
何を?
「1位の人と2位、3位の人の差を。」
それで?
「何も言わないんです。」
何も言わない?
「私が相談した時に。」
アドバイスしないってこと?
「そうなんです。」
それ、1位の人?
「そうです。」
「2位と3位の人は、親身にアドバイスしてくれます。」
「こうしたほうがいいよって。」
おもしろいね~。
親身にアドバイスしてくれるのに、感覚はいまいち。
何もアドバイスしない人のほうが、一緒にいて心地よい。
けど、逆に、難しいかもね。
「えっ?」
何もアドバイスしないほうが。
相談されてるのに。
「たしかに。そうですね。」
頼られてるんだから。
つい何か言っちゃうでしょ。
「言わなければいけないってかんじかも。」
そうそう。
「けど、その人は。」
1位の人は?
「『もう決まってるんでしょ?それじゃん。』って。」
あら。
あっさりというか、潔いというか。
「そうなんです。『以上』ってかんじで。」
けど、突き放してるわけでもない?
「ええ、ちゃんと背中を押してくれるというか。」
「遠い場所から見守ってくれてる気がするんです。」
「一段大きな愛というか。ビッグラブです(笑)」
至近距離じゃないのが、気楽でいいね。
「ああ、それです。」
「何も操作しない、ジャッジしない。」
「すべてを受け止め、受け容れてくれるんです。」
なるほど。
Yさんが、何もどう選んでも。
接し方が変わらない安心感かな?
「私が何をどうしたところで。」
「その人は変わらない。」
「絶対的な安心感です。」
無条件だね。
「そう、それです。」
たしかに。
アドバイスされると、そのとおりにしないとって。
「それ以外のこと言うと、叱られそうで。」
そうだよね~。
答えは、本人の中にしかないのにね。
私も熱く語ってしまうほうだわ。
修造に真横で語られたら、暑苦しいよね。
しかも、距離感近すぎるし。
反省。
ピピッときたのが、こちら。
「〇〇様との対話 相談事例集 第3巻」
ハヤシ ムネヒロ Kindle電子書籍
> 他人に命令しない人間は、
> 他人がどのように振る舞うことも許しています。
> それはまた、自分がどのように振る舞うことも
> 許しているということです。
Yさん、その人って。
自由人だよね?
「はい、まさしく。」
「干渉しないし、されるのもイヤってかんじで。」
「けど・・・。」
けど?
「温かいです。」
なるほど。
干渉しないでいられるほど、温かいってことかも。
「というと?」
自分の「良かれ」を押しつけないってこと。
結果がどうであれ。
すべてを受け容れる寛容さがないとムリでしょ。
「なるほど。」
で、その人。
気を遣って、テキパキ動く人でもないでしょ?
「はい、そうなんです。」
「いつも自然体で、そこにいるかんじで。」
「逆に、私は、空気を読んで、先々動こうとするんですけど。」
私もそうだなあ~。
気を遣えないと、存在価値ないみたいな。
「ええ、居心地悪くなります。」
「動いていないと、落ち着かないというか。」
だからかもよ。
「えっ?」
そこが、私やYさんと真逆だから。
そうありたい自分として。
その人がお手本なのかも。
> 他人に命令しない人間は、
> 人に言われるまで動きません。
> 他人に命令する人間は、
> 自分から動きます。
> このようにするべきだという
> 明確な考えがあるからです。
「もうひとりの自分」がね。
常に見張ってるの。
「こういう場では、こうすべき」だって。
「ああ、めちゃ自覚あります。」
私も思い込んでたの。
言われるまで動かない人ってね。
何て気が利かないんだろう。
鈍いのかなって。
「あっ、私もです。」
けど、動かない人が好感度1位でしょ。
「そうなんですよね~。」
そうありたいんだよ。
Yさんも、私も。
「なれますかね?」
その準備ができたからかも。
「受け容れる準備ですか?」
そう。
もし、2年前のYさんだったら?
「ムリですね。」
「どうやって気を遣うかに磨きをかけてましたから。」
でしょ~。
その生き方を体験したうえでね。
気を遣うわりにしんどいなと。
もしかして、真逆のあり方もありかもって。
「かもしれません。けど・・・。」
けど?
「まだまだ気を遣わないと、落ち着きません。」
そう、だからこそ、転機なんですよ。
どちらもあるからこそ、気になるんです。
「どうすれば、いいんでしょうか?」
どうもしなくていいですよ。
ほっておいても変化しますから。
だって、なぜその人が好感度1位か?
気づいちゃったじゃないですか。
「はい、スッキリしました。」
受け容れてるってことですよ。
納得してるってことは。
「ちょっと楽しみかも。」
楽しみですよね。
えっ、あなたの周りにも?
「もぉ、この人は、ホントに言われないと動かないんだから。」
それ、もしかして。
あなたを「こうすべき」から解放してくれる人かも。