なぜ、あの人は、オンラインセッションに苦手意識がないのか? | まなブログ

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脈の変化でカラダの声を聴く『脈ナビ』による施術、セミナーをご案内しています。
大阪府堺市で鍼灸院を開業しています。
日々の気づきをつづります。

結果を出そうとしていないから。

 

 

 

「オンラインに苦手意識があって。」

 

 

横浜のセラピスト。

長南哲郎(ちょうなんてつろう)さん。

 

まず、こちらのサイトも観てね。

 

 

長南さんの慈愛あふれる笑顔。

介護施設のパンフレットのような。

観てるだけで癒されます。

 

ヨガの先生でもあり、哲学にも造詣が深い。

思わず「グル」と合掌しそうに。

 

アホなこと言ってると、ポアされそう。

 

 

長南さんがスゴイのは、

一緒にいるだけで、ゆるむこと。

ブルーレットもびっくりの「長南さんいるだけ」。

 

私は、このままでいい。

何者かにならなくていい。

安心できるのだ。

 

 

コロナ前、私のセミナーに。

今年3月。

5年ぶりの連絡。


 

「施術時の意識のあり方をつかみたい。」

 

 

わざわざ新幹線で来阪。

 

 

そう、セラピストなら、ご存じですね。

 

手技は全く同じでも。

意識のあり方ひとつで。

タッチが全く別物に。

 

もちろん、施術効果も。

 

長南さんも意識のあり方、

選択肢を増やされたいのだと。


一度、違う感覚に触れることで。

刺激を受け、変化を促そうと。

 

 

で、3月はね。

 

 

「私がこの人を治してあげよう」

 

 

こういうスケベ心が出るとね。

タッチが固くなり、

相手が防御的に緊張してしまうと。

 

なるにゆだねられると。

タッチが軽くなり、気がめぐります。

 

身をもって、体感されての今回。

 

 

「スケベ心は、かなりマシになりました。」

 

 

ほー、さすが。

 

 

「出ても、すぐに気づけるように。」

 

 

意図しない軽やかさ。

 

 

で、「オンラインが苦手」とは?

 

 

「対面セッションは、できてきました。」

「これでいいという自分の感覚が。」

「ただ・・・。」

 

 

ただ?

 

 

「オンラインセッションを申し込まれると。」

 

 

込まれると?

 

 

「効果が出ないのではないかと。」

「不安になるんです。」

 

 

なるなる。

なりますよ~。

 

私もそうでしたし。

いまでもちょっとあるかな。

 

 

「対面だと、触れるだけで。」

 

 

理屈抜きで、変化が起こりますものね~。

 

 

「そうなんですよ。」

「けど、オンラインでは触れられないし。」

 

 

言葉しか働きかけられるものがないと?

 

 

「そうなんですよ。」

「タッチが使えませんから。」

 

 

せっかく磨いてきたのにね。

 

 

「けど、遠方のお客さんには。」

 

 

オンラインが便利ですもんね。

 

楽になれるなら。

対面だろうが、オンラインだろうが。

お客さんには、関係ありませんし。

 

もちろん、触れられることで

癒される方もいますが。

 

 

「オンラインの苦手意識をなくしたいんです。」

「対面でも、オンラインでも、どちらでもOK。」

「気にならないようになれれば。」

 

 

なるほど。

わかりました。

 

じゃあ、ひとつお願いが。

お友達を探してほしいんです。

 

 

「はい、どんな?」

 

 

お客さん役、やってくれる人を。

オンラインセッションの。

 

私の横でやってほしいんです。

気づいたこと、シェアさせてもらいます。

 

 

「わかりました。」

「連絡をとってみます。」

 

 

ということで、長南さんには、

大阪まで来てもらって。

私の横で、オンラインセッションを。

 

後半、私も代わらせてもらいました。

詳細は、またの機会に。

 

ご協力してくれたRさん。

ありがとうございます。

 

 

さて、長南さん。

終えられて、どうですか。

何か気づかれたことは?

 

 

「わかりました。」

 

 

ほー、何を?

 

 

「なぜ、私がオンラインが苦手なのか。」

 

 

それは、スゴい。

なぜですか?

 

 

「結果を出そうとしてました。」

 

 

結果を?

 

 

「アタマではわかっていたつもりですが。」

 

 

ですが?

 

 

「それ以上に、無意識で狙ってましたね。」

 

 

結果を?

 

 

「自分に頼んでくれて。」

 

 

くれて?

 

 

「時間もとって、お金ももらって。」

 

 

期待に応えなければと。

 

 

「はい、応えられなければ。」

「次の依頼もないですし。」

 

 

ですよね。

 

 

「オンラインは、触れられないだけに。」

 

 

だけに?

 

 

「言葉だけで、何とかしようと。」

 

 

焦っちゃいますよね。

 

 

「Rさんの問題を解決しようと。」

 

 

そっちへ導いてしまいますよね。

 

 

「そう、コントロールしたくなりました。」

 

 

そうなりますよ。

世の中的にもそうですし。

お客さんも解決を望まれてるし。

 

私もいまだにそうなります。

スケベ心、ありありです。

 

 

・・・「自家発電」。

 

 

「自家発電?」

 

 

はい、「自家発電」なんだと。

セッションって。

対面でも、オンラインでも。

 

 

「どういうことですか?」

 

 

ほら、お客さん役のRさん。

「役」なのに。

マジで自分の問題を相談してくれましたね。

 

 

「ええ、めちゃスッキリしてもらえて。」

「最後は、表情も別人でした。」

 

 

でしたよね。

 

長南さん、気になることを話されるRさんに。

カラダの反応に意識を向けてくださいと。

やさしくガイドされてましたね。

 

 

「ええ、あれ、予想以上に効果がありましたね。」

 

 

ご本人も驚いてましたよね。

 

 

「見る見る軽やかになって。」

「ちょっと驚きました。」

 

 

Rさん、感謝されてたじゃないですか。

長南さんに。

 

 

「うーん、もちろん嬉しかったんですが。」

 

 

ですが?

 

 

「あれ、私がガイドしたからでしょうか?」

 

 

そこですよ。

 

 

「えっ?」

 

 

「自家発電」ですよ。

 

 

長南さんのガイドに従ってね。

Rさん自身が不快な身体感覚に。

意識を向けられてましたね。

 

 

「ええ、あっという間に変化しました。」

 

 

つまり、Rさん自身の意識の力です。

「自家発電」です。

 

 

「なるほど。」

 

 

Rさんの問題。

Rさんの世界にしか、存在しません。

 

作ったのは、Rさん。

Rさんしか、解決できません。

 

長南さんには、できないんですよ。

Rさんの問題を解決することなんて。

本人が許可しないかぎり。

 

 

「そうですよね。」

「そうなんですよね。」

「なのに、つい。」

 

 

忘れちゃいますよね。

目の前のRさんを意識するほど。

 

苦しい表情を見せられるとね。

何とかしてあげたいなと。

 

 

けど、その時、「自分」がいるんです。

 

 

「あっ。」

 

 

「自分」がいると、「自分以外」と分離します。

「Rさん」と相対しちゃうんです。

当然、何とかしたくなります。

 

これ、どうしようもありません。

そういうもんですから。

 

 

まず、前提を見直してみます。

 

 

「前提?」

 

 

「Rさんは、私が助けてあげなければならないかわいそうな人ではない」ということです。

 

 

どっちでもいいんです。

いま、必要な体験をされてるんです。

Rさんは。

 

本人が望んでなくても。

なるべくして、なっているんです。

それを絶賛体験中なんです。

 

どっちでもいいんです。

解決できようが、できまいが。

 

しかも、どうこうできないんです。

コントロールできないんですよ。

長南さんも、Rさん自身も。

 

 

笑顔になってくれるかもしれないし。

今回は、ならないかもしれない。

 

けど、なってくれたら、嬉しいなあ~。

ぐらいで。

 

 

「笑顔になってもらわなければ」

 

 

この瞬間、長南さんがコントロールするしかありません。

 

重く固い気が場をつくります。

長南さんも、Rさんも緊張します。

そんな場から、笑顔は生まれません。

 

 

場がつくるんです。

 

 

私たちができることは、

相手に意識を向け、同調。

「あなたもわたし」な意識になってね。

ただ、その時、観じたことを表現。

 

 

Rさんが「自家発電」する場をつくるだけ。

 

 

その結果、どうなるかは、ゆだねます。

 

もし、結果に不満を言われたら、

謝って、返金すればいいんです。

 

二度と依頼はないでしょうけど。

今回は、そういうことです。

 

結果を手放した時点で。

コントロールする自分から解放。

「いま」を楽しめます。

 

 

「そう言えば、笑ってましたよね?」

 

 

ええ、セッション中、ずっと笑ってたでしょ。

長南さんの横で、ニヤニヤと。

 

Rさんからも指摘されてましたね。

「なぜ、横で笑ってるんですか?」って。

 

 

「あれ、なぜなんですか?」

 

 

さあ、わかりません。

 

 

「わからないんですか?」

 

 

何で笑ってるのか、自分でもわかりません。

ただ・・・。

 

 

「ただ?」

 

 

ご機嫌だったんでしょうね。

無意識のうちに。

 

 

「ご機嫌ですか?」

 

 

ご機嫌だと、気分も軽やか。

何も問題はないということになりますから。

 

 

「その場に問題はないと。」

 

 

そう、場にそういう前提ができてしまうんです。

 

 

たとえ、Rさんが眉間にシワを寄せられても。

ニヤニヤしてる私がいれば。

深刻にならないんですよ、場が。

 

その場から、与えられるんです。

その時、必要な体験を。

 

Rさんも。

長南さんも。

私も。

 

 

とは言え、狙ってませんけどね。

「ご機嫌でいよう」とは。

 

 

「スケベ心が出ちゃうんですね。」

 

 

そう、相対してしまうんです。

場がひとつにならない。

 

 

自分の肉体が、ただその場にある。

どう反応するかも知りません。

 

もうひとりの自分が。

興味深く観てるんです。

「谷田学」を。

 

その時、最もイイ仕事をするんです。

「谷田学」が。

 

 

解決すべき時はね。

本人が勝手にするんです。

自分のタイミングで。

 

「自家発電」ですよ。

 

「谷田学」は、駒としてね。

その時、必要なら動きます。

動かされます。

 

 

Rさんの「自家発電」ならね。

対面でも、オンラインでも。

関係ないでしょ?

 

長南さんが「する」のではありません。

「なるようになる」んです。

 

 

「いや、ホントそうですね。」

「思い込みが解けました。」

 

 

不思議なことにね。

そう思えると、結果も出るんです。

対面で、ガッツリ触れるよりも。

 

 

「その場に流れるエネルギーですね。」

 

 

ええ、軽やかになるんです。

我が消えますから。

 

そこに意識が向くと。

 

 

「対面も、オンラインも関係ないですね。」

 

 

ないんですよね。

けど、ちょっとでも思考が働くと。

 

 

「オンラインは距離があるし。」

「直接触れられないから、難しいと。」

 

 

すぐに前提ができちゃうでしょ。

 

そういうもんです。

それでいいんです。

 


ああ、ちなみに。

今回、セッションをお題にしましたけど。

 

これ、「場のあり方」の話ですから。

 

セッション以外でも。

すべてに応用できますよね。

 

 

「たしかに。」

 

 

で、ご機嫌な場がつくられるとね。

 

セッション後のほうが元気になるんです。

Rさんは、もちろん。

長南さんも、私も。

 

 

さて、あなたは。

 

誰と。

 

どんな場を?

 

 

 

今日は、ここまで。

また、明日。

 

 

 

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