愛でしょ、愛。
週イチ非常勤の私立高校。
昼休み。
Mくんとペットの話題に。
何か飼ってるの?
「犬です。」
ほー、犬種は?
「トイプードルです。」
へー、カワイイだろうね。
「いや、ほんと。」
「マジかわいいです。」
にやけるMくん。
のろけかよ。
元々、Mくんが飼い出したの?
「いえ、家族です。」
ほー。
「けど、いまは僕が世話してます。」
あら、情が移っちゃったね。
「自分でも驚いてるんですが。」
何に?
「僕、犬アレルギーなんですよ。」
そうなの?
「犬、触ると、ブツブツが。」
えっ、大丈夫なの?
「それが出ないんですよ。」
なんで、なんで?
「さあー、それがわかんないんです。」
わかんないんだ。
「しかも・・。」
しかも?
「うちの犬だけなんです。」
「他のトイプードルでは、いまでもブツブツが。」
ホントに?
「不思議ですよね。」
うん、めちゃ不思議。
「僕の愛情ですよ。」
「めちゃ可愛いがってますから。」
ハハ、きっとそうだろうね。
・・・おっ、昼休みが終わるね。
Mくん、また来週。
それにしても、興味深いなあ。
自宅のトイプードルにだけ。
犬アレルギーが反応しないなんて。
ピピッときたのが、こちら。
書名も忘れた本の一節。
アメリカの心理学研究チームの実験。
対象は、固有の症状を持つ多重人格者の青年。
何が固有かというとね。
まず、人格移行時が事前にわかること。
予兆があるというのだ。
次に、アレルギー反応。
Aという人格の時、オレンジ・アレルギーが発症。
しかし、Bという人格の時は、アレルギー反応が出ない。
そこで研究チームは、実験。
人格移行時にオレンジを食べさせたら、
アレルギー反応はどうなるだろう?
A人格からB人格に移行する30分前。
青年にオレンジを食べてもらう。
もちろん、アレルギー反応が出る。
けど、B人格に移行した瞬間、
アレルギー反応が消失。
念のため、逆も。
B人格からA人格に移行する30分前。
青年にオレンジを食べてもらう。
アレルギー反応は出ない。
しかし、A人格に移行した瞬間、
アレルギー反応が出る。
この結果を受け、研究チームは、
「どうやら、病気は人格と連動しているらしい。」
という仮説を。
そうだよね。
だって、肉体は同じなんだから。
肉体依存じゃ説明がつかない。
そうそう。
深い瞑想状態に入るとね。
アレルギー反応が緩和されることが。
アレルギーとは、自己免疫の疾患。
攻撃しなくてもいい自分自身の細胞を攻撃。
「自分」を敵とみなしてしまう。
「相対」しているわけだ。
深い瞑想状態は、自他の区別がない。
まさしく「愛」。
「愛」とは、ワンネス。
自他の区別がないあり方。
「好きよ、好きよ」は、「愛情」ね。
対義語は、憎悪に。
「情」が入ると、「相対」しちゃう。
「愛」の対義語は、「分離」。
「相対」すること。
上位概念では、「分離」も含むすべて。
統合したものが「愛」。
陰陽の「太極」であり、五行の「土」。
愛犬のトイプードルを愛でてる時。
Mくんは、「愛」の状態に。
瞑想状態と同じ。
愛犬と自分の区別がない感覚に。
だとすれば、
自分の細胞を攻撃するアレルギーも出ないのでは?
という仮説でした。
あなたは、いかが?
今日は、ここまで。
また、明日。
【 オンライントーク『天地人 三才の「食」』】
・令和6年5月17日(金)20:00~21:30
・参加費 無料
・お申し込みは、こちら。
【 オンライン瞑想『ボーッと観る会』 】
・昼の部 毎週水曜日11:00~12:00 無料体験はこちら
・夜の部 毎週金曜日22:00~23:00 無料体験はこちら
【 セッションのご依頼 】
・対面セッションは、こちら
・オンラインセッションは、こちら