思いどおりに書けないから。
昨日の記事で、
えっちゃんの予測不能な言動について書いた。
別の時空とつながるえっちゃん。
なぜ、そうなのか?
自分でもわからない。
わからないけど、おもしろい。
わからないから、おもしろい。
わかろうとするほど、考える。
考えると安心できる。
Aだから、B。
根拠が生まれる。
納得してくれる。
自分も、相手も。
陽あれば、陰あり。
けど、考え抜いて、安心できることでね。
失っているものも。
ピピッときたのが、こちら。
「ナガオカケンメイの眼」
ナガオカケンメイ 平凡社
> 日本酒ラベルの多くは
> 書家による筆文字です。
> 書家に真面目に書いてもらうと、
> 中学生の上手な人の字のような、
> 上手だけれどただの筆文字だね、
> ということになります。
> なので書家は、
> コントロール不能な長い毛筆の筆や、
> 左手で書いたり、
> 小学生の息子に書かせたりしています。
> 「字であり、字でない」ところを狙うわけです。
> 毛筆の世界に
> 「ただ上手」な人と
> 「なんだか個性的な造形字を書ける人」がいるように、
> コンピューターのデザインの世界にも
> それがあります。
> 整えていけばいくほど、
> 何かに似てきます。
> それによって、類似するものと
> 差別できなくなり、なんとなく
> 「似ているものがたくさんある」
> 状態になります。
「似ているものがたくさんある」世界。
安心できるかもしれないが、つまらない。
書家が長い毛筆を使うのは、
自分でもコントロールできないから。
私が書くのではない。
筆に書いてもらうのだ。
書いてみないと、わからない。
Aになるか、Bになるか?
「わからない」には、余地がある。
フタをあけてみないと、わからない。
だからこそ、ある。
フタをあける楽しみが。
「字であり、字でない」ところを狙う。
あなたにとっては?
今日は、ここまで。
また、明日。
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