個性だから。
『ボーッと観る会』、夜の部。
昨日の記事で、
Mさんの苦手なコトについて書いた。
クレーム応対は、苦手だけど。
インドへのひとり旅は、全く平気。
「火」気旺盛。
本来、ぱあーっと大らかなMさん。
相剋関係「火剋金」
パッと、直観で行動。
きゅっと、まとめるのは苦手。
ボー観会のコメントも。
「うーんと・・・ああ。」
「ああ」なんですか?
「あー、なんだっけ?」
小田和正もびっくりの「言葉にできない」。
「ごめんなさい。」
「みなさんみたいに、うまく言葉にできなくて。」
いちおう、気にしてるMさん。
いえいえ、その間がサイコーなの。
何にもコメントになってないんだけど。
Mさんが話すと、場が和む。
Mさんの表情や前後のつぶやきをもとに。
「つまり、〇〇ってことですか?」
感覚を言語化。
「通訳」するのが、私の楽しみ。
言いたいコト、うまく伝えられない。
Mさん自身は、「ミス」として気にされてる。
けど、Mさん以外は、「個性」として味わってる。
逆に、立て板に水のごとく。
ペラペラ話されたら、味気ない。
本人だけが、気にされてる。
ピピッときたのが、こちら。
「かたちには理由がある」
秋田道夫 ハヤカワ新書
> 陶器や革は「素材自体がわがまま」なんですね。
> 全然、人の思い通りにはなってくれません。
> プラスティックや金属なら
> コントロールできるかもしれませんが、
> 革や陶器はそうはいかない。
> でも素材のわがままに付き合うと
> これが意外に上手くいくんです。
秋田さんは、陶器でオリジナルの湯呑みを。
しかし、どうしても、個体ごとに1ミリの誤差が。
ムリに揃えることをせず。
それを世界にひとつしかない「味」として。
楽しんでもらえる人にだけ、販売。
発売から15年。
いまだに、作れば、即完売。
同じだなって。
Mさんの個性と。
なかなかうまく言葉にできない。
それ、陶器の「1ミリの誤差」と同じ。
言葉にできない前提で。
「素材のわがままに付き合う」のもイイよね。
だって、Mさん以外の人が。
先に「付き合ってる」んだから。
「ミス」として、落ち込むこともできる。
「個性」として、味わうこともできる。
選択肢は、どちらも。
プラスティックや金属が好きな人もいれば。
陶器や革が好きな人も。
どちらでもいいよね。
いま、惹かれるモノを選べばいい。
人も同じ。
自分の特徴。
「個性」として味わってくれる人と付き合えばいい。
まずは、自分自身が。
「個性」として味わえるか?
Mさん、まだまだ味わわせてくださいね。
これからも「しどろもどろ」でお願いします。
今日は、ここまで。
また、明日。