なぜ、あの人は、黙って観ていられるのか? | まなブログ

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脈の変化でカラダの声を聴く『脈ナビ』による施術、セミナーをご案内しています。
大阪府堺市で鍼灸院を開業しています。
日々の気づきをつづります。

口を出したいのに。

 

 

 

「どうしたらいいと思われます?」

 

 

Wさんは、30代の主婦。

小5の息子さんが、不登校に。

 

 

「仲の良かったKくんといざこざがあって。」

 

 

ケンカでもない。

無視でもない。

ちょっとした行き違いでね。

 

 

「もうおまえとは話したくない。」

 

 

めちゃショック。

1年生からの親友なのに。

 

担任の先生には、相談。

Kくんから話を聴いてくれたみたいだけど。

 

 

「お互い、もう少し様子を観ましょう。」

 

 

様子見ですか。

 

いつまで?

好転するの?

 

先生に訊いてもムダだとは、百も承知。

けど、ただ待っているのがツラい。

 

 

・・・このまま、卒業まで不登校にでなったら。

 

 

不安しか湧いてこない。

 

 

「何かできることは、ないでしょうか?」

 

 

ってことは、息子さんに同じこと、言われましたよね?

 

 

「ええ。ほっといてくれって。」

 

 

ですよね。

 

 

「けど、母親としてほっとけないですよね。」

 

 

ですかね。

 

 

Kくんのことは、Wさんもよく知ってる。

しょっちゅう家に遊びに来てたから。

 

最近、来なくなったなと思えば、この展開。

 

 

お母さんともママ友。

けど、何をどう切り出していいか?

 

 

「親として、どこまで介入すべきかと。」

 

 

小学生といえど、5年生。

親が片をつけるのも遺恨を残しそう。

 

 

「ホント悩ましいんですよ。」

 

 

悩ましいですね。

 

 

Wさん、怒られるかもしれませんけどね。

 

 

「不登校の子どもの母親」

 

 

として悩んでるように観えるんです。

 

 

「えっ、実際、そうなんですけど。」

 

 

事実としては、そうなんですけど。

 

「Kくん」

 

の立場ではなく、

 

「Wさん自身」

 

の立場で考えておられるように。

 

 

「・・・。」

 

 

Wさんもありません?

若い頃、似たような経験が。

 

「あります。」

 

ありますよね。

 

私もあります。

誰にでもあります。

 

 

そんな時、親に心配されたら?

 

 

「気持ちはわかるけど。」

「ちょっと見ててほしいというか。」

「信頼されてないような。」

 

 

ですよね。

 

もちろん、助けてもらわないと

難しいこともあるでしょう。

 

そういう時は、本人から助けを求めるかもしれませんし。

こちらから声をかけても。

 

けど、基本は、観ててほしいでしょうね。

 

「ほっといてくれ」は、できるところまで

自分でやってみるってことですから。

 

 

「わかります。」

「わかるんですけど。」

 

 

けど?

 

 

「なおさら、何かしてやりたくなります。」

 

 

なりますよね。

 

 

「目立たない陰のサポートでいいので。」

 

 

『星飛雄馬のお姉さん』ですね。

電柱の陰から。

バレバレですけど。

 

 

ピピッときたのが、こちら。

 

 

「決めつけてはいけません、他人を。何より自分を。」

 

秋田道夫 夜間飛行

 

 

> 親しさとは、

> 沈黙が温かい関係のこと。

 

 

サポートにも、「見える」と「見えない」が。

 

わかりやすいサポート。

下手をすれば、自己満足。

 

 

手を出さず、ただ見守る。

意識は、あなたに向けてますよと。

 

つまずく体験。

させてあげる眼差し。

 

温かいですね。

許容がないと、できません。

 

 

> ちゃんと伝えていなくても

> ちゃんと伝わるときがあります。

> 相互に

> 敬意と尊重があるときです。

 

 

伝わるのは、情報ではなく、想い。

以心伝心とは、リスペクトが前提。

 

「こうあってほしい」というコントロール。

支配関係があると、ムリ。

相手が、受信を拒否。

 

 

「たしかに。母親目線だったかもしれません。」

 

 

実際、母親ですから。

 

けど、「Kくんの問題」と観るとね。

「母親目線」から抜け出せません。

 

ついひとコト言いたくなるWさんの問題として。

観ることもできますね。

選択肢のひとつとして。

 

 

不登校も選択肢のひとつ。

教え子たちを観てると、そう観じます。

 

教えられました。

 

学校に行かないとダメ。

不登校は、問題だって。

思い込んでましたから。

 

 

デメリットを理解したうえでね。

自分で決めた生徒も多いんです。

 

自分で考えることもせず。

鵜呑みにしていた私より。

はるかにしっかりしています。

 

 

「ちょっと観てみます。」

 

 

Kくんも。

Wさん自身も。

 

 

> 親しさとは、

> 沈黙が温かい関係のこと。

 

 

工藤静香もびっくりのMUGO・ん。

そうゆう仲になりたいわ。

 

 

 

今日は、ここまで。

また、明日。

 

 

 

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