なぜ、あの人は悲しみをひきずらないのか? | まなブログ

まなブログ

脈の変化でカラダの声を聴く『脈ナビ』による施術、セミナーをご案内しています。
大阪府堺市で鍼灸院を開業しています。
日々の気づきをつづります。

期待でなく、変化。

 

 

 

「いま、認知症で施設に。」

 

父が亡くなってから、二週間。

後日、人づてに聞かれて、

手を合わせに来られる方が。

 

数年ぶり、数十年ぶりの方も。

 

 

そんななか、20代の頃、

お世話になったKさんの話題が。

20年近く、お会いしていない。

 

いまは、80代後半。

認知症が進まれ、一昨年から施設に。

 

 

姉御肌で、男勝り。

一度、決めたことは最後までやり通す。

 

こんなカッコイイ生き方をする女性もいるんだな。

 

20代の若造から見れば、リスペクトでしかない。

 

 

「そんな細かいこと気にしてる場合じゃないわよ。」

「人生、そんなに長くないんだから。」

「あっという間に歳を取っちゃうから。」

 

 

まさしく。

いまになって、わかりました。

 

 

あのKさんが、認知症で施設に。

いまは、ご家族のこともわからない。

ショックだし、せつないなあ。

 

昨年から、母と父を送っただけに。

両親の死と重ねてしまう。

 

認知症の進行。

元には戻らない。

古い人格の死とも言える。

 

 

・・・ああ、いま、喪失感にひたってるわ。

 

 

陰あれば、陽あり。

 

 

「失う」と同時に「得る」。

 

 

手放したココロのスペース。

新たな創造のスペースに。

 

喪失感にひたっている時、

視点が「失う」だけに固定される。

 

「どちらも」あるのにね。

俯瞰できない。

 

 

「失う」のは、「期待」してるから。

 

Kさんと言えば、自信に満ちたクールな女性。

姉御肌で、面倒見がいい。

決めたことは、最後までやり通す。

 

Kさんには、そうであってほしい。

勝手な期待をしてたよね。

だからこその「喪失感」。

 

 

赤の他人なら?

 

それなりの年齢なら、認知症もあるよね。

加齢による自然な変化と。

 

そう、ただ変化してるだけ。

 

同じ状態であってほしいと。

期待した瞬間、喪失感が生まれる。

 

 

ピピッときたのが、こちら。

 

 

「目覚めて生きる!」

 

上谷和美 Belle femme出版

 

 

> 身体の内側も外側も

> ただ世界が顕れていることに気づくと、

> 自分の感覚そのものが
> 世界だったのだと体感覚で解ってきます。

 

 

わかってても、期待しちゃうよね。

 

 

けど、期待しているから、喪失感にひたっている。

 

 

そう気づくだけでね。

感情を冷静に観じやすいよ。

 

せつなさで、胸がきゅっとしめつけれる。

涙がこみあげ、泣くだけ泣いたら。

 

 

世界は、変化している。

 

わたしも世界。

 

 

そんな観方もありかもね。

 

 

 

今日は、これまで。

また、明日。

 

 

 

【 陰陽五行 実践編 in 札幌 】

 ・8月29日(火)午前の部:9:30~12:30、午後の部:13:30~16:30
 ・地下鉄東西線西18丁目駅より徒歩圏内 

 ・詳細は、こちら

 

 

 

【 オンライン瞑想『ボーッと観る会』 】

 ・昼の部 毎週水曜日11:00~12:00 無料体験はこちら

 ・夜の部 毎週金曜日22:00~23:00 無料体験はこちら

 

【 セッションのご依頼 】

 ・対面セッションは、こちら

 ・オンラインセッションは、こちら