それこそ親切だと思ってるから。
あー、これは落ちないか。
最近、買った白のTシャツ。
お気に入りで、着てたんだけど。
いつの間にか、黒いシミが。
あれ、どこでつけたんだろ?
どこかでこすったり、
何かにあたった記憶はないんだけど。
胸とお腹に3カ所。
目立つ。
洗濯機でも、手洗いでも落ちない。
多少薄くなる程度。
これは、繊維までしみ込んでる?
ってことで、クリーニング屋さんに。
「はい、いらっしゃいませ。」
これ、染み抜きで落ちますか?
「・・・ああ、これですか。」
露骨にため息。
落ちないの?
「どこでつけたか、わかりますか?」
いえ、それがいつの間にかで。
「はあー、そうですか。」
何なに?
だから、落ちないの?
「この汚れが、〇〇だった場合は」
はあ。
ほお。
そうですか。
「で、□□だった場合は」
はあ。
ほお。
そうですか。
「また、△△だった場合は。」
はあ。
ほお。
そうですか。
「以前、別のお客さんで。」
はあ。
ほお。
そうですか。
・・・あのー、で、落ちるんですか?
「わかりません。」
・・・。
「染み抜きしてみないと、わかりませんが。」
せんが?
「〇〇だった場合は」
はあ。
ほお。
そうですか。
・・・って、さっきと同じやん。
無限ループかよ(笑)
受付の店員さん。
顔は、平ら。
面積広め。
団子鼻で、唇が厚い。
ぽっちゃり体型。
五行で観ると、「土」気旺盛。
かなりのマジ「土」。
おまけに、梅雨で湿度高め。
自然界の後押しもあって、
「土」気の昂ぶりが止まらない。
では、五行それぞれの反応を。
Q.このシミは、落ちますか?
「木」A.「難しいですが、〇〇な場合だったら、落ちる可能性が高いですよ。オプションの△△洗いだったら、さらに落ちる可能性が高くなります。」
→ お客さんの知らない+αを嬉しそうに提案する。
「火」A.「あー、やっちゃいましたね~(笑)目立ちますよね、白は。白はね~、目立つんですよね~。ハハハ。」
→ 思いついたまま、ココロの声が脳みそを通らず、口から出てくる。お客さんの趣旨は気にしない。
「金」A.「〇〇であれば、落ちる可能性がありますが、それ以外は落ちません。」
→ 訊かれたことだけ、必要最低限の回答。
ムダ話はしない。
「水」A.「うーん、まずは預からせてもらっていいですか?
いろいろ試しながら、ご相談させてもらいます。」
→ 即答は避ける。熟慮を重ね、慎重に。
で、「土」ですよ、「土」。
「土」とは、陰陽揺れ動く波のエネルギー。
心理に働けば?
「金」と真逆。
相手の質問の意図など、気にしない。
顔の面積も広ければ、話も広がる。
質問を起点にこれでもかと、話が広がる。
しゃべってるうちにね。
相手の質問が何だったかも忘れる。
けど、会話が途切れると、
相手の気持ちを汲み取っていない、
期待に応えていないと思い込む。
だから、話す。
とりあえず、話す。
内容は関係なく、話し続ける。
話し続けることで、相手とつながる。
「あなたもわたし」
つながることこそ、
「土」のコミュニケーション。
内容は、どうでもいいのだ(笑)
それだけしゃべりながらも、
相手の疑問に何ひとつ答えていないことなど、
気にならない。
意識がそこに向かない。
マジ「土」の終わらない話には?
相生関係「土生金」
過剰な「土」を「金」に導く。
「つまり、やってみないとわからないってことですね?」
揺れ動く話。
「きゅっ」とまとめる。
「・・・ああ、はい。そうなんです。やってみないと。」
はい、承知しました。
落ちない可能性があること、
承知のうえで、染み抜きをお願いします。
無事、受付完了(笑)
梅雨時、湿度が高くなると、
自然界の「土」気も旺盛に。
人も自然の一部。
先天的に「土」気旺盛な人は、
さらに「土」気が昂る。
つながることに意識が向いて、
話が終わらない。
まあ、これも自然現象だと(笑)
苦笑いしながら、まとめてあげてね。
「つまり」で。
ああ、あなたに余裕がある時だけでイイからね(笑)
今日は、これまで。