焦げてません?
『ボーッと観る会』、夜の部。
昨日の記事で、「与える」について書いた。
Tさんは、いかが?
「ポイントは、3つあります。」
1.気にかける
2.場を和ませる
3.部下、後輩を育てる
Tさんにとって、「与える」が発動する時、
このいずれかに該当する。
さすが経営コンサルタント。
「3つあります」って(笑)
っぽいよね。
ところで、「気にかける」とは?
「身近な人や大切な人に意識を向けて。」
向けて?
「『こうしてあげたら』ってことを実践するんです。」
なるほど、気づいたことを行動に。
「けど・・・それが。」
何なに?
「気づいた以上は、○○してあげないとって。」
義務になり、自分がしんどくなることも。
あるある(笑)
誰でもあるよね~。
こうしたほうが喜んでくれるとわかっていながら。
行動に移せないと、自分を責めてしまう。
だから、多少しんどくても与えようとする。
「負担に感じることが多くて。」
特に、仕事なら、なおさら。
立場上、部下の成長のために「与える」ことも。
けど、部下は、気づけない。
Tさんが与えていることに。
(大きなお世話だ)
(自由にやらせてくれよ)
素直に受け取ってもらえないことも。
せつないよね。
けど、気づいたかぎりは、やってあげないと。
見ないふりはできない。
こうして、「世話を焼く」ことに。
「焼く」とは、心を燃やすこと。
心労を意味する。
ほんとは、そうしたいわけでもないのに、
相手のために自分に負担をかけること。
「ほんとにこの子は、世話が焼けるのよ。」
「手を焼く」も同じ。
焼きすぎると、自分が焦げる。
いつもの陰陽法則。
万物は波のように変化し、上下の振幅は同じ。
「○○してあげないと」
自分に課すほど、
「これだけやってあげているのに」
見返りを期待する。
見返りは、期待どおりにいかない。
その分、イライラが湧きあがる。
ピピッときたのが、こちら。
「癒やしと目覚め Q&A」
中野真作 青山ライフ出版
> 感じることと表現することは
> まったく別のことです。
「こうすれば、喜んでくれるかも。」
「こうしてあげないと、この子はダメになる。」
気づいたからといって、
必ずしも行動に移す必要はない。
> 感情のエネルギーを身体の感覚として、
> ただ感じとる、ありのまま意識する。
相手を気にかける。
「あっ、こうしてあげたら。」
心が動く。
動いているのは、相手ではなく自分。
あくまで、自分ゴト。
相手に自分を観ている。
心が動けば、身体も動く。
その反応を感覚として味わう。
そのうえで、行動したくなったらすればいい。
「なる」にゆだねる。
「感じとる」のが目的。
相手に投影した自分が癒やされる。
癒やされれば、世話も手も
「焼く」気が起こらなくなる。
気にかかっているのは、自分。
相手の問題ではない。
それが気になる自分に意識を向ける。
身体の感覚として、ただ感じとる。
これ以上、焼きたくないあなた。
そんな選択肢もありますよ。
今日は、ここまで。
また、明日。
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