悩んだら、遠くて近い人。 | まなブログ

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脈の変化でカラダの声を聴く『脈ナビ』による施術、セミナーをご案内しています。
大阪府堺市で鍼灸院を開業しています。
日々の気づきをつづります。

近すぎると重い。

 

 

 

名古屋ワークショップ。

オンライン・シェア会。

 

オープンセッションでお題を出されたTさん。

その後、いかが?

 

 

「踏ん切りがつきました。」

 

 

Tさん、仕事上、お付き合いがあるEさんが。

最初は、社交的で丁寧な人だと。

 

 

けど、付き合っていくうちにね。

人をより好みしてるのが目について。

 

仕事上、メリットのある人とそうでない人。

態度が露骨に違う。

 

なんかイヤだなあ。

違和感を抱きながらもね。

自分が連れてきたお客さんもいるし。

 

Eさんが仕事がデキるのもわかる。

私ひとりでデキるか不安。

 

逃げるのもイヤだし。

もう少し頑張ってみようと。

 

 

けど、自分の大切なお友達をバカにされたのを機に。

ひと言、言ってやったの。

 

「ご縁を大切にって言ってるのに、大切にしてないんじゃない?」

 

以後、Tさんが選別対象に。

仕事の連絡も来なくなり、会っても露骨に無視される。

 

友達に相談すると、

 

「そんなの、さっさと縁を切っちゃいなさい。」

 

言われるよね。

Tさんもそう思う。

けど、なかなか踏ん切れない。

 

お友達をたくさん紹介してるのにね。

声をかけた私がさっさと抜ける。

罪悪感がヒシヒシと。

 

そう言えば、これまで似たような体験、繰り返してきたな。

今度は、逃げたくない。

 

 

けど、会うのがほんとにイヤになってね。

カラダにも不調が。

 

ついには、夢にもEさんが現れて。

思いっきり悪口を言ってるTさんが。

 

 

そんな時、オープンセッションに。

 

胸の内を語るTさん。

ああ、悔しいし、腹立たしいし、もどかしいんだろうなあ。

濃ゆい感情がヒシヒシと。

 

参加者さん、一人ずつ、感じたことを。

Tさんとは、初対面の人がほとんど。

 

みなさん、ニュートラル。

いい意味で醒めてる。

 

 

Eさんを責める人もいなければ。

さっさと縁を切れという人もいない。

 

だって、それ。

Tさんが心の中で繰り返してるもんね。

ユーミンもびっくりのリフレインが叫んでいる。

 

 

「そんな大きな仕事ができるTさん、スゴいです。」

「Eさんから離れても、新しいこと、始められますよね。」

「みなさんに愛されて、愛しておられるんですね。」

 

 

声をかけてもらう度にね。

Tさんの表情がやわらぐのがわかる。

 

自分の中にあるのにね。

意識を向けてこなかったステキな自分。

 

相手に怒りをぶつけてる時ってね。

ステキな自分に気づけません。

 

 

「ああ、みなさんからは、私ってそう見えるんだ。」

 

 

醒めたように俯瞰できます。

 

そんなステキな自分なのに。

こんなところでウジウジしてる場合じゃない。

それでは、私がかわいそう。

 

Tさん、いかが?

 

 

「自分を大切にしないから、相手に大切にされないんだなって。」

 

 

ほんとそうだよね。

私もよく体験します(笑)

 

 

「大丈夫。気持ちの整理がつきました。」

 

 

3日後、たったひとりの支援者とともにね。

新たな活動を始めたTさん。

 

これまで築いてきたものを手放してもね。

もう自分に嘘をつかない。

 

素の自分でいられる場を創る。

素の自分を認めてくれる人とともに。

 

 

その後、Eさんとは?

 

 

「一度、会いました。」

 

 

もう全く怒りも湧きません。

 

 

(体裁を取り繕ってるなあ。)

(上辺だけの言葉だなあ。)

(この人も私に言いたいこと言えないんだ。)

 

 

「その時、気づいたんです。」

 

 

何を?

 

 

「この人は、私だって。」

 

 

その瞬間、鳥肌が立ったTさん。

 

のらりくらりと。

自分の本音を伝えない。

自分を大切にできない私と同じじゃないか。

 

Eさんに抱いていた幻想。

クリアにかき消されました。

 

 

「もうこの人とのご縁は卒業です。」

 

 

Eさんとの訣別。

過去の自分との訣別。

ココロに新たなスペースが生まれます。

 

 

「いまは新たな活動を盛り上げることでいっぱいです。」

 

 

Tさん、お見事。

しっかり俯瞰されましたね。

 

 

「オープンセッションのおかげです。」

 

 

けど、それまでにも相談されてたでしょ。

身の回りのお友達に。

 

 

「ほとんど初対面の人ばかりだったのがよかったのかも。」

 

 

なるほどね。

利害関係が一切ないもんね。

ニュートラルな視点で観てくれます。

 

今後、二度と会わないかもしれないしね。

Tさんも思い切って開示しやすい。

 

 

悩んでいる時、濃ゆい感情と一体化。

目の前の問題を近視眼的に観ています。

 

一旦、引いて、俯瞰する。

わかってるけど、できないよね(笑)

 

 

うーん、俯瞰するコツって?

 

Tさんのお話をもとにまとめてみた。

 

 

1.利害関係のない人に相談する

 

2.偏らないニュートラルな人に相談する

 

3.すべて話すと決める。

 

 

1と2の条件を満たす人って、なかなかいないよね。

身近な人って、利害関係が生じやすい。

 

また、相談者に味方し、相手を非難するとか。

それは嬉しいけど、相談者と同じ視点だから。

 

 

場を創る時ってね。

この2点を満たしていることが大事だね。

最近、ほんとに思うの。

 

場は、主催者が創ります。

旗揚げに共鳴する人が集います。

 

主催者自身がね。

ニュートラル、素の自分でいられること。

集った人も素でいられます。

 

素を出しても許される空間だからこそ。

初対面でも濃ゆい話ができるんだね。

 

そこ、これからも意識していきます。

 

 

で、最後に3。

 

Tさん自身がね。

オープンセッションで話すと決めたこと。

これが一番大きい。

 

Tさんも最後まで話すかどうか悩んでたの。

けど、このまま、帰っても同じ。

明日も同じこと悩み続けるのは、もうたくさん。

 

自分のために覚悟を決めた。

自分の気持ちを大切にされた。

その時点で、「いま」が変わるよね。

 

 

いつもの親友でもなく。

初対面ばかりのみんなの前。

そこで話すと決めた時点で、手放してます。

 

手放した瞬間、俯瞰できます。

一段高いところから、「いま」の自分が観えます。

 

なーんだ、そんなことか。

どーでもよくなってね。

そもそも意識が向かなくなる。

 

その分、新たなことに意識を注ぐ。

Tさんの今後が楽しみです。

 

 

そうそう、一度、俯瞰を体感するとね。

その身体感覚をカラダは覚えています。

 

悩んだ時はね。

俯瞰の身体感覚を再現するの。

ひとりでもニュートラルに観やすいよ。

 

けど、聴いてもらうのが一番だけど(笑)

 

 

 

今回の名古屋ワークショップ。

 

 

「ここまで話すつもりはありませんでした。」

 

 

そう言ってもらえる瞬間がほんと嬉しい。

ジワーッと胸が温かくなる。

 

ボー観会もそんな場になりつつあるかな(笑)

学校の授業もそうしたいな。

だって、自分が一番心地よいから。

 

 

Tさん、ステキなシェア、ありがとうございます。

今度は、Tさんの場を創ってくださいね。

新たな活動、応援しています。

 

 

 

では、今宵はこのあたりで。


 

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