Mac or Windows | まなブログ

まなブログ

脈の変化でカラダの声を聴く『脈ナビ』による施術、セミナーをご案内しています。
大阪府堺市で鍼灸院を開業しています。
日々の気づきをつづります。

さて、どちらにしますか?




昨日 の続きです。


カラダの反応を五行で観る。

陰陽五行は、東洋医学ではありません。


東洋哲学。

モノの観方。


カラダ以外のことにも活かせます。

宇宙法則だから。



あらゆる現象は相似します。

昨日の「逆剋」。

家族関係でよくみられます。



金剋木


本来の相剋関係で云えばね。

金が木を抑えやすい。

「順剋」でしたね。


木があまりにも旺気する時。

木が金を抑えることが。

「逆剋」でしたね。



この相剋関係。


「妻財の関係」


とも云われます。



金から観ればね。

木は自分を支えてくれる存在。


伴侶としての妻であり。

財産みたいなものだと。


過去記事 でも申し上げましたけどね。

一方通行ではありません。

「相」の字が使われるもんね。



わかりやすいところで「妻」としましょう。


本来、夫と妻は協力拮抗関係にあります。

金=100、木=100ならね。

バランスよく釣り合います。



昨日の記事ではね。

木が調子に乗り過ぎて。


木生火


火もあおっちゃいましたね。



この相生関係。


「母子の関係」


とも云われます。



木が母としたら、火は子ね。

母が子を養い育てる。


火から観たらね。

木が母、土が子。


ってかんじで右回りに。



昨日の逆剋現象をね。


相剋関係=夫婦

相生関係=母子


に置き換えると、



どこかで見たことのある構図でしょ(笑)


本来、支えて従ってくれるはずの奥さん。


「なんだ、今日もカレーか。」


ご主人の不用意な発言。

奥さんを激昂させてしまいます。


夫と妻に大きな力の差が生じる。

逆剋ですね。



昂りがおさまらない奥さん。

お子さんもたきつけます。


「そりゃ、お父さんが悪い。」

「お母さんがかわいそ~。」


ご主人、ヤバし。



その危機を救ってくれるのは?

やはり「母」。



「まあ、この子も仕事で疲れてたからね。」

「言葉が少し足りなかっただけでしょうに。」


姑さんが援護射撃。



リアルでしょ。

いろいろ聴きますからね(笑)



また、相生関係でもね。

母と子にあまりにも力の差が生じると。


養い育てるどころか。

剋傷してしまいます。



母があまりにも力があり過ぎる。


「なんでこんなことができないの?」

「お母さんが子どもの頃は、簡単にできたわ。」


力のない子にとってはね。

それでも精一杯。


なのに、輪をかけて母がガミガミと叱ればね。

子は萎縮し、自信をなくします。


母が子を剋する。


「子剋」


と云います。




逆もありき。


母は、家事育児で疲れきる。

子は、元気過ぎて、夜も寝ないで動き回る。


子についていけない。

育児ノイローゼ。


子が母を剋する。


「母剋」


と云います。




東洋医学を学び始めた頃。

相生、相剋ってね。

一方的な関係だと。


でも、「相」の意味を考えるとね。

双方向なんだなって。

最近、やっと気づきました。



普段は表に見えないけどね。

いざという時、初めてわかる。


双方向であったことにね。

そこで気づくわけです。



自分が相手に何かをしてやっている。


陰陽五行に照らし合わせるとね。

そんな一方的関係はあり得ません。


自分が何かをできる場。

相手に与えてもらっているのです。



相対的でしょ。

観方なんですよ。


そういう観方ができたほうがね。

生きるのがラクでしょ。



相対、相似、象徴。


OSを東洋に再インストールするとね。

アプリが同じでもね。

世界が変わります。


西洋のOSがね。

品質的に劣るわけじゃないですよ。


ただ、これまでずっと西洋だったでしょ。

ここで東洋をインストールしてね。


両極を知って中庸に至る。



「デュアルブート」


ってご存知ですか?


1台のパソコンにね。

2つの異なるOSをインストールすること。

起動時に選べるんですよ。


どちらかでなく、どちらも。



自作パソコンでね。

以前、やってたんですよ。

使い分けが楽しくてね。


どちらのOSにもね。

得意と苦手があります。


東洋医学と西洋医学みたい。

全て相似ですね。



さて、あなたも。


デュアルにしてみませんか?




では、今宵はこのあたりで。