高御座と御帳台 | Arte, arquitectura y espacio-tiempo conectados a España.

Arte, arquitectura y espacio-tiempo conectados a España.

美術、建築、空間が好きです。それらに触れられる時間が愛しい。そして何故か、私の感性はスペインに繋がる。

即位礼正殿の儀で用いられた高御座(たかみくら)御帳台(みちょうだい)が東京国立博物館で特別公開されています。
高御座と御帳台のみの観覧は無料です。
 
日中は混雑しているので、21時まで開館している土曜の夜を狙って行きました。
 
正月飾りが見事でした。
 
 
手前が高御座、奥が御帳台。

高御座
浜床(はまゆか)に当たる基壇は朱塗りの高欄と黒漆塗りの継壇、
その上に八角形の床板を2段重ね、8本の円柱が八角形の蓋(きぬがさ)を支えている天蓋のような造りです。
蓋とは屋根のこと。
 
蓋の頂上には大鳳が1羽、蓋の各角の蕨手(わらびて)には小鳳が8羽。
蕨手の下に吊るされている装飾は瓔珞(ようらく)といいます。
 
御帳台は高御座より小ぶりで装飾も控えめ。
 
角度を変えて。奥が高御座、手前が御帳台。

背面も観覧できます。
 
大鳳の後ろ姿。
 
瑞鳥の尾はカールしていて女性らしい印象。
 
装束姿を再現した人形と即位の令で捧持された威儀物(いぎもの)も展示されていました。
 

リーフレットが頂けます。
 
 公開は1月19日(日)まで。