ルーヴル美術館展で見るティアラ | Arte, arquitectura y espacio-tiempo conectados a España.

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美術、建築、空間が好きです。それらに触れられる時間が愛しい。そして何故か、私の感性はスペインに繋がる。

CHAUMET展によると、ティアラはナポレオンの皇妃ジョゼフィーヌが着けたことで注目を浴び、貴族に愛好されるようなったそうです。


マリー=アントワネットの時代、ファッションリーダーであった彼女の彫像や肖像画は、ティアラではなくリボンや羽・帽子で飾られています。確かにこの時代には、ティアラは流行っていなかったのでしょう。

セーヴル磁器製作所(ルイ=シモン・ボワゾに基づく)《フランス王妃マリー=アントワネットの胸像》1782年

Photo © Musée du Louvre, Dist. RMN-Grand Palais / Peter Harholdt /distributed by AMF-DNPartcom


こちらは2016~17年に来日していた肖像画のアップ。

引用元:エリザベト=ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブラン《フランス王妃 マリー・アントワネット》
1785年 ヴェルサイユ宮殿美術館
©Château de Versailles (Dist. RMN-GP)/©Christophe Fouin

ルーヴル美術館展には、マリー=アントワネットの娘、マリー=テレーズの肖像画があります。激動の時代の中、アントワネットの子供の中で唯一人、天寿を全うしました。

ナポレオンが退位してブルボン朝が復活した時代に描かれたものですが、ティアラと羽を着けています。

ジョゼフィーヌとアントワネット両者のアイテムを着けているのが印象的です。


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