ダヴィッド ナポレオンの主席画家 | Arte, arquitectura y espacio-tiempo conectados a España.

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美術、建築、空間が好きです。それらに触れられる時間が愛しい。そして何故か、私の感性はスペインに繋がる。

ルーヴル美術館展で来日しているこちらの絵画。
ジャック=ルイ・ダヴィッドと工房 《マラーの死》 1794年頃
Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Martine Beck-Coppola /distributed by AMF-DNPartcom

これは、フランス革命の指導者マラーが暗殺された場面。当時の一大ニュースだったそうです。原画はブリュッセルにありますが、何枚も複製されました。

作者のダヴィッドは、後にナポレオンの寵を受け、ナポレオンの主席画家にまで上り詰めます。

ダヴィッドが描いたナポレオン。
誰でもが1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

《ベルナール峠からアルプスを越えるボナパルト》

複製画を含め、背景やマントの色が異なる5枚存在します。そのうち2枚がヴェルサイユ宮殿が所属しています。

興味深いのが、原画の製作を依頼したのはスペイン王カルロス4世で、その後、ナポレオンが追加したそうです。


そしてこちらもダヴィットが描いた作品。
私の時代には美術の教科書に載っていました。
  《ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠》1805–07年 ルーヴル美術館所属

ダヴィッドは、フランス革命前はルイ16世の宮廷画家でしたが、革命支持者となりました。
波乱万丈な人生ですね。

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