私は今まで沢山、幸せそうだな、暖かい家庭で羨ましいと思ったことがあります。
うつ病になる前は、名誉や資産を掲げている人達ばかり幸せに思えて、羨ましいと思ったり、嫉妬したり、していました。
うつ病になった時は、｢どうして自分だけが、こんなに不幸なのだろうか？｣と自分以外の人を恨み、自分以外は皆幸せに思えて仕方ありませんでした。
そして、うつ病を二度経験した後は、｢生きている｣ことに、とても感謝出来るようになり、動けなくなる体験を通して、動けること、普通に生活していることは、当たり前じゃないことに気づきました。
屋根つきの家で雨風や、強い陽射しを避けられること。
水道を捻ると、水が出ること。
食べ物があること。お米、野菜は農家さんが毎日一生懸命育てて作って下さること。
自分でお金を稼げること。
お風呂に入れること。
目が見える、耳が聞こえる、歩ける、息が出来る。
このように、今まで当たり前に思えてきたことが、当たり前じゃなかったことに気づくことが出来ました。
これだけで、こんなに幸せを噛みしめることが出来るとは、うつ病前は思えませんでしたね。
そして、自分が苦悩としている苦手と捉えすぎていたモノが凄く多かったと思いました。
私は、HSP気質なので、人の言動に一喜一憂しては落ち込み、又落ち込んだ状態から、わざわざ｢出来ない自分｣を生み出し、更に自分を追い込んでいました。
そして、『私以外、皆優れている人達だ』と思っていたりしていました。
けれども、人其々性格も育ちも顔も違うのです。
私が、｢これが出来ない｣と思い悩んでいることに対して、
ある人は｢これは苦手だけどね、別に出来なくてもいいんじゃない？｣と、苦手だと言うことすら思考に上げることもしていない人達がいることに気づきました。
大雑把
おおらか
強い
自分を持っている
自信がある
私は、色々と想像します。
そうなんですよね。
全てが完璧に出来ないよね？
完璧な人はいない。
何故、苦手意識を自ら大きくしているの？
こう言った思考から、幸、不幸、を自分で選別しているのですね。
幸せとは、｢こうあるべき｣
と言う定義はないと思いました。
私はうつ病が寛解している状況にもかかわらず、息子が抑うつ状態で休職中で、今後どうするのかの分岐点に立っています。
まだ、私も疲れやすく、52歳でビジネスをやりながら、息子を支えられるのか、１日中、苦悩で何も手につかない日がありましたが、息子が一瞬笑顔を見せてくれたのです。
その瞬間、私の心は癒され、喜びに満たされ、十分幸せだと感じたのです。
これが
幸せ
だと実感しました。
息子からの笑顔の思わぬプレゼントに、思い悩み続けるだけの時間は、何も産まれないことに気づき、止めることが出来ました。
不幸や苦悩は自ら作り上げているモノ
だと、改めて感じ、更にうつ病になっていなかったら、ここまで深く考えさせられることはなかったな、と感慨深い心境になりました。
人間は、年齢で成長するものではなく、ある大きな不幸と呼ばれるモノを幾つも体験し、乗り越えていった先に、人間としての幅が出来るものなのだと思いました。
幸せは、その人の捉え方でもあり、挑戦を諦めなかった人が手に出来る小さな幸せの固まりの集まりなんじゃないかな、と思います。
自分が歩いてきた車輪のような跡。
その幾つもの道を歩いてきた複数の跡が、沢山ついている私。
それが、これからの幸せを見つけられる私の勲章であり、更に他者の幸せを願う自分になれるのではないかと思っています。
まだまだ、20歳のような精神年齢ですが、これから死ぬまで、学び、行動し続けられる自分でありたいです。そして成長出来ればと願っています。
今は、有難いことに、再び息子と一緒に居られる時間が愛しく、息子の抑うつ状態以外に持っている｢大人の発達障害｣について、学べる機会を下さったことに感謝しています。
幸せは、モノで満たされると思いがちですが・・・
それは、一瞬で消えます。
だからこそ、ある程度の断捨離はお薦めします。笑
最後は、整理収納アドバイザーの知識や体験に結びつき、気分を害された方がいるかも知れませんが、意図して、こう書こうと思ったのではなく、いつも直感で書いていますので、ご理解下さい。
先ずは、自分の苦悩を手放しましょう。
ある日の私です。
幸せは、直ぐそこにあると思いますよ。
自分が生きたいように生きて良いと思います。
今苦しい状況だと思っている人は、これからの幸せが訪れる前触れだと思います。
暗闇の中にいる人は、何かを学んでいる最中だと思います。
誰しも、幸せは直ぐそこにあると信じています。
